Kaakaの世界/kaakaの園芸/ラン科/マスデバリア属
Masdevallia 'Heathii'
○ 2011年3月 ロイヤルホームセンターにて購入/草丈約20cm
マスデバリア へーシィは、鮮橙色の特異な形の花(実際は萼片)を咲かせるアンデス山脈に自生するラン科マスデバリア属の多年草です。1枚の上萼片、と2枚の下萼片があり、上萼片の頂部には長い突起物が出ており、下萼片の下部には斑点があります。葉はクンシランの葉を小振りにしたような箆状で花より草丈が低いです。冷涼で高湿な南米の高山に適応する蘭なので高温と乾燥には弱い。
樹高:20〜30cm 花色:橙 開花期:10〜5月
出典:株式会社 科学技術研究所(かぎけん)
○ 2011年4月3日 植え替え
3号鉢に植え替えました(水苔と素焼きの鉢)。
後から知ったことですが、ランの植え替えは細心の注意が必要だった。
・手を洗い
・挟み等の使用具は消毒又はバーナーで焼き
・根を傷つけることなく、古い水苔をピンセットや箸等で取る
こんなことをするようです。全て、病気の予防のためだ。
もうひとつ、ポイントとして ”大きな鉢を使わない” があるようです。大きい鉢は、水分過多になりやすいからだそうです。
○ 残念なお知らせです。
別冊NHK趣味の園芸の「洋ランの育て方完全ガイド」によれば
『熱帯地域に自生しているとはいえ、その多くが標高1500〜3000mの高地であるため、暑さを嫌い湿度を好みます。日本の夏の高温は、マスデバリアにとっては非常に過酷な環境ですが、・・・・手がける人の多くが夏に冷蔵庫を利用したり、避暑地へ鉢を移動させたりして、暑さを回避しつつ栽培しています。・・・。遮光ネットを重ねると風通しが悪くなることもあるので、例えば扇風機で強制的に一日中風を送る工夫をします。・・・』
とあるように、耐暑性はないようです。
8月初めに 枯れてしまいました。チャンスがあれば、マスデバリア属をもう一度育ててみることにします。