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Kaakaの世界/トレッキング
長野県/湯ノ丸山・烏帽子岳 後編 (2011.09.11)

 前編(湯ノ丸山)は ここをクリック してご覧下さい。

鞍部の分岐 6. 鞍部

 湯ノ丸山で一休み後、西隣の烏帽子岳へ向う。
 10時5分:礫岩(れきがん)の多い西側旧斜面を下りると 巻道が分岐する鞍部に到着した。

巻道(まきみち):通行困難な岩場などを避けるために付けられた迂回路。
        また山頂部などを通らずに山腹を巻いて反対側に向かう道。
鞍部(あんぶ):山の尾根の一部で,低くくぼんで馬の鞍(くら)状になっている所。
湯ノ丸山 歩く 烏帽子岳
7. 烏帽子岳へ

 鞍部を過ぎ、笹の斜面を登っていく。

見上げる先には烏帽子岳が見え、右手後ろには先ほど登った湯ノ丸山が見えた。
ピンク花 紫花
 この先、これまでとは違った花々が見られた。

・写真左は、開いてしまったリンドウの花と思われます。
・写真右の花は、アカバナ科のヤナギラン(柳蘭)?と思われます。
  細長い葉がヤナギ(柳)に似ていて、花がラン(蘭)の花を思わせる
  ところから名付けられたようです。
 10時33分: 更に笹の斜面をジグザクに登っていくと、視界の開けた稜線に出た。
山頂まじかの場所には、遭難した方を思う仲間が設置した碑(昭和40年5月3日)があったが、前編で紹介した「釣鐘」も同じ主旨の碑でした。『山を甘く見るなよ』と私達に示しているようです。
碑 山頂目指し 尾根を歩く 尾根に出た
烏帽子岳から 烏帽子岳山頂
8. 烏帽子岳

 11時: 烏帽子岳山頂(2066m)に到着。

先程の湯ノ丸山は生憎の天気だったが、ここでは そこそこの360°展望が望めた。
東に湯ノ丸山、南東方向の山々の先には浅間山、西の方向の先には北アルプスの山々(立山、槍ヶ岳、白馬岳、乗鞍岳)の稜線が見えました。
山並み
山並み  北東の先には、草津白根山や志賀高原の山並みが見えるはずでしたが、雲がかかっていました。
 360°の展望を眺めて山頂で昼食を食べましたが、山頂には多くのトンボや蝶が舞っており、右下の写真はその一つ クジャクチョウです。
クジャクチョウ(孔雀蝶)
※ クジャクチョウ(孔雀蝶): たてはちょう科。翅(はね)の裏側は木肌模様で、目立ちませんが、
              表側は真紅の地にカラフルな孔雀紋が4つ見られるので命名されました。
騙されたブルーベリー 下山 下山 9. 下山へ

 11時50分: 下山開始。

 山頂下で、野生のブルーベリー?を採っているという家族に会った。私達も採って食べてみたが、なるほど 味の薄いブルーベリー? でも待てよ? これって本当にブルーベリー?
下山後、Webで調べるとツツジ科の「クロマメノキ(黒豆の木)」の実だった。『熟すと美味!黒豆というよりブルーベリー』とも紹介されています。
ウメバチソウ? ヤマトリカブト?
 道端を良く見ると キンポウゲ科の「ヤマトリカブト?」(写真の紫の花)やユキノシタ科の「ウメバチソウ?」(写真の白い花)と思われる花が咲いていました。
なだらかな林道 鞍部の分岐  12時35分: その他の花々を見ながら、下山道が分岐する鞍部に到着。
分岐を右に曲がると、傾斜が徐々に緩くなり、林の中の笹に囲まれた林道へとつながる。
オオバギボウシ エゾリンドウと標識 臼窪湿原 10. 臼窪湿原 〜 地蔵峠

 13時5分: 湯ノ丸キャンプ場に隣接する臼窪湿原(うすくぼしつげん)が見えて来ました。
1周10分ほどの木道がありますが、この湿原は急速に乾燥化が進んで植生が変化していると紹介されています。
その証拠?に、エゾリンドウ(中央写真)が咲き、咲き終えたオオバギボウシを見ることができました。

※ オオバギボウシ(大葉擬宝珠、学名 Hosta montana )はユリ科ギボウシ属の多年草。花は食用にもなり、薬草にもなるそうです。
また、春先の芽や若い葉はウルイと呼ばれて、山菜として利用されるが、アルカロイドを含む有毒のバイケイソウの葉と似ているため、誤食する事故がたまに報道されたりしているそうです。
蝶の看板
 湯ノ丸キャンプ場に、「ミヤマシロチョウ捕獲禁止」の看板がありました。
この看板には『高山蝶3種(天然記念物)は文化財保護法、県条例により捕獲が禁じられています。』とかかれており、高山蝶3種として 「ミヤマシロチョウ」「ミヤマモンキチョウ」「ベニヒカゲ」を写真入りで説明しています。
地蔵峠駐車場 花 花  湯ノ丸キャンプ場を過ぎると、整備された林道になります。
林道には、7〜8月に釣鐘を伸ばしたような大き目の紫色の花をつけるキキョウ科のヤマホタルブクロが咲いていました。

 13時20分:地蔵峠無料駐車場に戻りました。まだ50台以上は止まっていたでしょう。

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