Kaakaの世界/トレッキング
栃木県 鞍掛山(くらかけさん 492.4m)・大谷観音(おおやかんのん) 後編(2012.01.09)
中編はここをクリックしてご覧下さい。
鞍掛山(くらかけさん)は、30分ほどで登れる手頃な山です。ただし、チョット急な登り坂だけは、鎖を使って気を付けて登ってください。
8. 大谷寺の大谷観音
13時35分 坂東一九番札所/大谷寺・大谷観音に到着
大谷寺(おおやじ)は、栃木県宇都宮市にある天台宗の寺院で、大谷石凝灰岩層の洞穴内に堂宇(どうう:堂の軒)を配する日本屈指の洞窟寺院である。山号は天開山、院号は千手院。
お堂の上の岩山は、「御止山」(おとめやま)と云われ、歴代輪王寺の宮様がこの山で松茸狩りを行ったことから、一般の人の入山が禁じられていたことから名づけられたそうで、国の名勝に指定されています。
本尊は、凝灰岩の岩壁に彫られた高さ4メートルの千手観音で、坂東三十三箇所第19番札所。一般には「大谷観音」の名で知られている。国の特別史跡及び重要文化財に指定されている「大谷磨崖仏」(おおやまがいぶつ)の所有者となっている。
※ 大谷磨崖仏:大谷寺の本尊である石造千手観音菩薩立像・伝釈迦三尊像・伝薬師三尊像・伝阿弥陀三尊像など、
大谷石の壁面に掘られた石心塑像群。
− 以上、ウィキペディア&参拝ガイドより編集掲載 −
建物内では撮影禁止の為に、「参拝ガイド」に紹介されている千手観音/大谷観音の写真を右に掲載しました。
弘仁元年(810年)に空海が千手観音を刻んでこの寺を開いたとの伝承が残っているそうです。
右の写真は、大谷寺宝物館で頂いた「読売新聞」の記事です。
縄文時代の大谷寺洞窟遺跡からは、1万1千年前のほぼ完全な人骨が出土しており、大谷寺宝物館で展示中です。
当時の記事によれば、「縄文時代最古の人骨の可能性がある」と紹介されています。詳細は、ここをクリックしてご確認ください。
境内にはほかに七福神の弁財天を祀ったお堂があり、弘法大師によって改心した毒蛇が白ヘビとなり、弁財天に仕えています(右写真のお堂の左右に白蛇がいます)。
「お参りの時に白ヘビの像の頭を軽くさするとご利益がある」とも言われていますが・・・
※ 弁財天:本来、仏教の尊格であるが、日本では神道の神
とも見なされ「七福神」の一員として宝船に乗り、
縁起物にもなっている。
本来「弁才天」だが、日本では後に財宝神としての性格が
付与され、「才」が「財」の音に通じることから「弁財天」
と表記する場合も多い。
− ウィキペディアより −
右写真の銅鐘は、大谷寺中興の祖との一人と云われる第4世応賢の依頼により鋳物師の戸室定国が1685年(元禄8年)に鋳造したもので、1988年(昭和63年)に県より有形文化財に指定されている。
受付の方から「1月に限り、これを突くことが許されている」と聞き、早速鐘を突いて見ました。
9. 平和観音 & 奇跡群
14時10分 平和観音に到着
大谷寺の門前にある平和観音像は、元大谷観光協会を主体として大谷石の石切り場跡に世界平和を祈り、総手彫りで1948年(昭和23年)から6年をかけて1954年(昭和29年)に完成、日光山輪王寺門跡菅原大僧正によって1956年(昭和31年)に開眼したものです。全長は88尺8寸8分(26.93メートル)。
・親子がえる 公園中央にあります。
親がえるの横顔と、子がえるの後ろ姿に見えませんか?・・・
・大岩壁 確かに 岩でできた 大きな 壁 ですね・・・
・スルス岩 スルスとは石臼の事で、漢字ではスルス=磨墨と当て字で書くそうです。
巨大な石臼のようなことから名づけられたようで、
他にも相 馬 山 (榛名1410m)などにもあるようです。
・天狗の投石
庚申山(こうしんざん、標高1892m)にもバスケットボールくらいの石が積み上げられた「天狗の投石」がありますが、ここの「天狗の投石」は 一つの岩 をいいます。
「伝説では大谷の南に位置する戸室山に住んでいた天狗が、大谷に向って投げた巨石が、崖の上でバランスを保ち止まっている」との説明看板がありました。
なお、右側の写真をクリックして下さい。拡大した「天狗の投石」を見ることが出来ます。
2011年3月11日の「東北地方太平洋沖地震」(東日本大震災)にも耐えたようです。
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