Kaakaの世界/トレッキング
栃木県/熊鷹山(くまたかやま 1168.6m)・丸岩岳(まるいわだけ 1127 m) 前編(2011.05.02
安蘇山塊(あそさんかい)の最高峰は、歴史もあり信仰を集める根本山(1199m)ですが、展望の優れた熊鷹山(くまたかやま 1168.6m)に最近人気が出ているとの記事を見て、今回、熊鷹山を目指しました。
※ 山塊:山々が群がり集まって一かたまりになっているもの。
熊鷹山は旧田沼町(現佐野市)を代表する名山であり、別名安蘇富士山とも呼ばれているらしい。
以下は、桐生山野研究会HPを参考に抜粋掲載しました。
『熊鷹山の東面は野上地区と呼ばれており、明治の町村制施行(明治の合併)で安蘇郡の四箇村が合併してできた野上村の名前に基づく。その後、昭和の合併で野上村は田沼町に合併し、今回の合併で田沼町は葛生町とともに佐野市と合併して安蘇郡の名さえ消滅してしまっている。』
最近は、登路が増えて比較的楽に登れる様になったという。
今回は、小戸川林道の終点から歩き出し、熊鷹山、丸岩岳とつないで周回してきました。
その他にも、コースがあるようで、代表例を調べると次の通りです。
・白ハゲ口ルート:危険な登山道あり。
・不死熊橋ルート:途中沢登りがあるので、前日の降水量を調べた方がいい。
・氷室山経由のルート:笹原の素晴らしい道。
1. 小戸川林道終点の小戸口駐車場へ
7時10分: 自宅を出発。
国道50号〜県道201号(作原田沼線)を利用し小戸口駐車場へ向うこととなるが、場所が分からない方は「蓬山ログビレッジ」を目指そう。トイレはここから先には無いので、必要に応じて利用する。
小戸口駐車場は、蓬山ログビレッジの手前のY字路を左折し、釣り堀の方向に進む。
最終の人家を過ぎると 舗装の道も道幅が狭くなり 凸凹が多くなり、ついにはかなり荒れた砂利道の林道となる。
私の車(アルファード)は問題なく走れたが、車高の低いスポーツタイプの車での走行は無理かもしれない。
8時50分: 小戸口駐車場に到着
2. 小戸口駐車場を出発
小戸口駐車場から左への道「奈良部山」は「関係者以外立ち入り禁止」となっていた。
8時58分: 熊鷹山へのコースは沢に沿って直進。
3. 小滝巡り
小戸川の沢の左(右岸)を歩き始めると、綺麗な小滝が連続して現われる。
9時2分: 名もない滝が続き その後「まな板の滝」の案内板がある滝に到着。
その後は、ニリンソウ(二輪草)の白い清楚な花とワサビ田が私達を向えてくれました。
ワサビ田が現れると右側(左岸)に渡る。
9時7分: 階段状の小滝が連なる「五段の滝」付近は小峡谷になっており、一部では木道が付けられていた。
9時11分: 滝の上に出ると道端に洞窟がある。
帰宅して調べると「二酸化マンガン採掘坑の跡」?らしい。
9時14分: 「仙の滝」に到着。
※ 二酸化マンガン採掘坑の詳細は「栃木県掘蘇・飛駒およぴ菱村地域のマンガン鉱床」の17ページ付近を参照。
4. 滝の合間に 大杉が立ち並ぶ登山道
9時17分: 大杉が並ぶ「11本の杉」が現われた。
9時21分: 丸岩岳への分岐、ここを直進する。帰路は左から下山してくる。
9時23分: 右側に「小坂の一の滝」が見える。
9時32分: 左下に「小坂の滝」が見える。
9時33分: 小坂の滝の上に「小坂水源宮」と刻まれた石碑(木製の標識は水神宮となっている)があり、その先の小渓谷を見ると アカヤシオ が咲いていた。
9時38分: 「ささらの釜の夫婦滝」
ここまで来る沢には多くのわさび田があり、昭和55年の看板「栃木県特産指定地区」(野上わさび出荷組合)には「無断持去り禁止」が書かれていた。しかし、上流に来ると既に作られていないわさび田も時折見られた。
やがて、沢が二手に分かれるが、右側の沢沿いに歩く。
9時45分: 「夫婦杉」に到着。
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