KaakaChan's World(Kaakaの世界/軽ハイキング)/栃木県佐野市
宇津野洞窟・葛生化石館/出流原弁天池・磯山弁財天_前編(2019.07.13)
○ 2019年7月10日
従兄弟の家に来ている 中国からの農業実習生が 手作りの餃子を持ってきてくれた。
我が家にあった、中国人から戴いた中国の鍋「火鍋の素」をあげた お礼のようです。
まさに 男が作った「手作り餃子」で、皮から作ったようです。分厚い皮ですが、中国では餃子は主食ですから・・・
見た目よりおいしい餃子でしたよ・・・
○ 7月13日
栃木県にも鍾乳洞があると知ったので、6月1日に出流山満願寺の「出流鍾乳洞」に行ったのは既に紹介済みです。しかし、出流鍾乳洞は観音霊窟「奥之院」の拝殿となっており、眺めるだけで中には入れませんでした。
「洞窟ドットコム」(http://doukutsu.com/tochigi/)によれば、栃木県には出流鍾乳洞の他に2つの鍾乳洞があるらしい。
宇津野洞窟 栃木県佐野市会沢町1078
観光度:二ツ星 マニア度:三ツ星
源三窟 栃木県那須塩原市塩原1118
観光度:三ツ星 マニア度:二ツ星
ちなみに、出流鍾乳洞は「観光度:三ツ星 マニア度:二ツ星」です。
10時15分 宇津野洞窟駐車場に到着。
トイレもあり、和式ですが清掃も行き届き綺麗なトイレでした。
我々の後に、親子4人が来ましたが、他に訪れる者はいませんでした。
登り口の看板から 約100mほど上がると 宇津野洞窟の入り口になります。
この鍾乳洞は入場料無料で、管理人もいません(昔はいたらしい)。
入口のノートに 氏名等と人数を書いて入っていきます。
さて、他のサイトでは「宇津野洞窟」をどう評価しているのか?
「探検してみたい!日本の人気鍾乳洞ランキングTOP10」(https://travel.rakuten.co.jp/mytrip/ranking/syounyuudou-ranking/)では、岩手県:龍泉洞(りゅうせんどう)、山口県:秋芳洞(あきよしどう)、東京都:日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)に次いで第4位に宇津野洞窟がランクインし「佐野坂東32番の札所でもある全長100mの洞窟。古代の紡鍾虫の化石フズリナや、如意輪観音に似た石灰石がある。鍾乳洞の中は黄土色一色の乳石や石筍が伸びており見事だ。」と紹介されています。
また、「全国の洞窟・鍾乳洞 人気ランキング」(https://gurutabi.gnavi.co.jp/i/gs20106/)には、124件の情報の一つとして、ベスト10圏外で「勝道上人が開基したといわれる佐野坂東32番の札所。安蘇八景の1つ。」として紹介されています。
しかし、「穴があったら入りたい!旅好きが選ぶ日本の洞窟・鍾乳洞ランキング Top15」(https://tg.tripadvisor.jp/news/ranking/japan-best-caves/)には紹介されていません。ここに紹介されているのは、スケールがまるで違います。ぜひ行ってみたくなる写真が並んでいました。
さて、入ってみましょう。入口を入ってすぐは大きな場所だが、その後は「頭上注意」の所も多々あるものの比較的危険の少ない洞窟でした。
なお、遠くを照らして「鍾乳石」「石筍」を見るには、そしてお子さん連れの場合には足元確認のためにも懐中電灯の持参をお勧めします。
私たちも、自動車に常備しているモノを持って入りました。
最初に見られるのが「如意輪観音菩薩」(にょいりんかんのんぼさつ)。
現地に説明写真がないので特定が難しいが、看板の右隣り付近のメラメラしたあたり かな?
今度は「賽の河原」・・・ 三途の川をイメージしているようです。
「天の川」・・・ 確かに白系の帯が見える。
「滝の白糸」・・・ それなりに見えますか?
「乳房石」・・・ この石だと思うが? それなりに見えますか? 現場に説明が欲しい。
「護摩焚き場」・・・ 坂東32番、順札の霊場。
このように、「天の川ってどれ?」「乳房石ってこれかな?」と、探しながら見学しても30分で終わりました。
我々よりも後から来た親子四人は、我々が洞窟から出て展望所に行こうとするときに、既に展望所から降りてきています。さらりと見れば10〜15分でしょう?
さて、宇津野洞窟の見学を終えて、次は見晴台へ・・・ ところが右回りコースは、倒木のために通行止めでした。
左回りで登っていくと、途中に何ヵ所か墓地があり「真言宗豊山派蓮乗院住職/総代」と書かれた看板がありました。このあたりは、お寺所有なのでしょうか?
さて、見晴台は、右上の通り 手入れが十分とは言えません。
踏み外さないよう、十分気を付けて足を載せてください。
さて、眺望ですが?・・・ 木が伸びてきたのか ぐるりと見渡すことはできず、見えるのは前方だけでした。
さて、無料で入れる鍾乳洞に続いて、無料で入れる化石博物館「葛生化石館」に行ってみました。
見学者が少ないこともあり、学芸員?の方が、右に左に動いて親切に説明してくれました。
かつては「葛生原人」で有名になった葛生です。しかし、その後平成に入り現代の分析手法により、原人ではなく14〜15世紀の人骨などであることがわかったが、この地方からは海の生物や小型恐竜・大型獣まで幅広く化石が出ているようす。
例えば、出土した象やサイの化石も展示されていて、右下写真は「ニッポンサイ」です。
ウィキペディアによれば、『ニッポンサイ(日本犀)は、中期更新世(数十万年前)に生息していた小型のサイで、1966年に日本の山口県で化石が見つかり、サイの新種とされた。体長3mくらい、角は1本、現生種スマトラサイに近縁と考えられている。栃木県佐野市会沢町の葛生石灰岩地帯などからも化石が発見されている。』
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