KaakaChan's World(Chanの某国滞在記)/桃花澗を新ルートで歩く
(2015.03.22)後編
前編(忙しかった2週間)はここをクリックしてご覧下さい。
○ 2015年3月22日(日曜)
来月で某国赴任も丸二年、3年目を迎えます。
1年目は徒歩での行動、2年目から豪華自転車での行動・・・ で・・・、某国には人民のレクリエーションが少ないのか 出かける場所/ハイキングコース/公園などが少なく 毎週のお出かけ先の選定が大変になってきました。
そこで、今回はこれまでに行ったことの無い場所ということで、桃花澗に行く途中の看板にあった「金輝生態園」を目指すことにしました。実は、2014年9月4日にも行こうとしましたが、右写真の案内看板しかなくあきらめた場所です。
7時50分 宿舎のマンションを出発。右上の看板を過ぎると、数分後には大きく左に曲がるカーブの所に、直線の道があります。
ここを直進してみました。
左にカーブすると桃花澗で、その先に何度か行ったが「金輝生態園」らしきものがなかったからです。
8時20分 「薔薇湖水庫」と書かれた、工事中の看板が出てきました。
8時24分 この道は通行止めでした。と 言うか 道路に土が山積みで 前に進むことができません。
今日は「金輝生態園」へ行くことをあきらめ、急遽 桃花澗へ変更・・・
8時35分 桃花澗に到着。2週間前も来ましたが、今日の方が人出があります。
そして、これまでと違う点として、これまで門が閉ざされていた「将軍崖岩画」へ入ることができたことです。
桃花澗には旧石器時代遺跡があり、この将軍崖岩画は新石器時代のものだという。
そして、そこに刻まれた右記の文字は『初期の象形文字』とされ、天象の観測と天を祭るものとされています。
象形文字が書かれている場所は 3つのエリアに分かれており、写真左から1組、2組、3組として説明されています。
下の写真は、よく写っていませんが、実際に石に掘られた象形文字です。
特に、一番右の写真(3組)の象形文字がどこに書かれているのか、周囲にいた現地人もわからないようです。
風化して、消えてしまったのでしょうか?
さて、今日の桃花澗は、これまでの 冬の桃花澗 ではなく、春への転換時期の桃花澗であることを、人出が出始めたのと、花が見られるようになってきたことから感じました。
さて、将軍崖岩画の前を通り、通常は
右ルート:桃花澗を最初から歩くコース
直進:万云塔・錦屏大観音を通り、右回りで桃花澗を歩くコース
のいずれかですが、今回は・・・
今回は、将軍崖岩画の前を通り左折して、その後右折して大曲で右回りするルートと決めたものの、そのルートは2014年8月31日にチャレンジしたが、断崖絶壁により途中でルートが途絶え引き返した経験があります。
この冬も、何度か様子を見に行き、下草を整理している現場も目撃しているので、今回は何とか・・・ という 淡い期待を持ってのチャレンジです。
右写真の所を右に入っていきます。
9時7分 看板「碓臼庵遺址」(dui jiu an yi zhi)まできました。
しかし、周囲を見渡しても どこに碓臼庵遺址があったのか さっぱりわかりません。
その先まで、人が歩けるルートが明確にありました。
これは心強い・・・
ルートが細くなり始めたので、進路をやや右寄りに取り 岩と岩の間を進むことにしました。前回は、最後の大岩を超えることができずに引き返したからです。
9時21分 左後方(南西方向)に、来る時に通行止めがあった「薔薇湖水庫」が見えてきました。
あの近くまで電動自転車で行って引き返してきたのです。
9時27分 更に細くなってきた道を歩いていると、左手前に突然人工的な構築物が出現。何のためのモノかはわからないが、ここまで人が来ていたことは確実です。
9時30分 右手前方に峰?が見えてきました。
昨年超えることができなかった大岩を迂回できたようです。
よく見ると、蛙のようにも見えます。岩だらけのこの山は、見れば見るほど、何かに見える石が転がっています。
9時32分 おっとっとぉ! 大きな岩の割れ目が出現。これを渡らなければ、先ほどの蛙のような峰には行けません。
三脚の先にカメラを付けて タイマー撮影で 割れ目の中を確認して見ました。
落ちると、とてもでらません。それどころか、落ちたら・・・ 写真は、割れ目の左から順番に右へと撮影しています。
先の方まで歩いて、割れていないところを歩きました。
大きな蕾を持つ低木を見つけました。
その先には尾根沿いの道と、次の峰が見えています。
9時40分 小さな峰に到着。 振り向くと迂回してきたルートを見ることができます。
この辺りでも、人か獣が歩いた道が確認でき、その先には またもや峰が見えました。
峰をよく見ると 何やらあるようです。
上の写真、左から1番目が「顔とその体」「人為的構築物」、2番目は「ツチノコ」の後ろ姿、3番目が魚の頭(目とエラ)、4番目が亀に見えます。 私には・・・
9時50分 いくつか目の峰に到着しました。
9時55分 電波塔が見えてきました。
その下には 桃花澗を中心とした 周遊回廊 となっている 道 が見えます。
間もなく道標の看板が現れた。私が歩いたルートを赤の矢印で概略示します。
9時58分 植林作業をしている おばちゃん御一行 に会いました。
チャント! トラックで苗木を運んできていますが、おばちゃん達の仕事ぶりは『さすが! 某国』です。
おばちゃん達は、ほとんど見ているだけで 仕事などしていません。
この辺りからは、電波塔付近がよく確認でき、桃花澗を中心とした 周遊回廊 も見えています。
10時5分 最短で周遊回廊を目指していると、シートを敷いて作った 仮設人工池 を発見。
下流の桃花澗では小さなダム(堰)を作っていて、上流のこの辺りでは植林した苗木に水をやるためのモノと推測・・・
であれば、この溜池につながるホースの下流には、桃花山の入り口があることに・・・
10時27分 石切り場から石を運び出している作業員に遭遇。ということは、この近くに石を作っている工事現場があるはずです。
10時30分 堰を作っている工事現場が見えてきました。桃花澗を見学に来た者たちが工事現場を歩いています。
こんな光景(右上、並びに右の写真)は、日本では見られないと思います。
堰を作っている工事現場/コンクリートを流したり・石を積んだりしている中を 人々が列を作って歩いているんですから・・・ この国の安全常識には 驚かされます。
10時40分 いよいよ 桃花澗 に入ってきました。
左下の写真をよく見てください。こんな狭い所で、テントを張って休んでいる者や、シートを広げている者がいます。
まず日本にはいないでしょうね・・・ 大迷惑な方達ですが、これに対して文句を言う者はいないようで、これが某国文化のようです。
11時8分 入り口近くの工事看板の所まで戻ってきました。
立派な/見事な池と滝を作る計画のようですが、ここでも某国ならではの工事に際しての安全意識です。
観光客が歩く歩道を見てください。この歩道を工事車両も走るので ご覧のとやり 石畳みはズレてしまい、観光客にとっては危険な状態です。
11時11分 入場口の真ん前、ここから見える位置に人工の大池と滝を作る計画のようです。
11時13分 退場口から出てきました。
12時 今日も無事に 宿舎のマンションに戻ることができました。いい汗かきました・・・ 春ですねぇ!
来週は、社用で日本に戻ることとなり 某国での土日の様子は紹介できませんので、ご注意を・・・
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