KaakaChan's World(chanの某国滞在記)/初釣り&孔望山 後編(2014.07.06)
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初めて孔望山を訪れたのは昨年(2013年)の5月5日、2度目が10月13日、でした。今回が3度目の孔望山です。
龍洞庵(long dong an)を、階段の参道から撮影しました。ここは唐代建造の龍興寺のあった所で、現在は「龍洞庵」の名で知られています。
なお、日本の僧・慈覚大師円仁は、838年から847年までの9年間にわたる某国での旅の中で、日本へ帰る船便を求めて何度かこの地を訪れているという(海州港を通過して黄海へと舟が出ていた)。
龍洞広場(long dong guang chang)には、「登山観海」(deng shan guan hai)という文字が書かれていました。「山に登って海を見る」 まさに、その昔、孔子がこの山に登って海を見たということを表しているようです。
左から2番目の写真は、「龍洞」です。人工の石室とも紹介されています。三番目の写真には「錦雲洞帰雲飛鳥」とあります。
右下の写真は「龍泉/龍池」とあります。
「石象」です。「漢代石象 世界之最」と書かれており「世界之最」とは「世界最高水準」という意味です。
この石象は、この後で紹介する『中国最古の仏教摩崖像と不可分、一体であり、同時代に彫られ、摩崖像群と互いに関係している。』という紹介もありました。
「金鳥石」(jin niao shi)です。
これが何を意味しているのか、帰宅して調べましたが何も分かりませんでした。
しかし、某国では 金鳥≒太陽の意味だそうで、そう言われれば ”太陽”なのかもしれません。
下の写真は「石蟾蜍」(shi chan chu ヒキガエル)です。
「摩崖造像」(ma ya zao xiang)は、『1979年に見つかったもので、横17メートル、高さ8メートルの崖に100体余りの人の像が刻まれている。発見当初、専門家は後漢の桓帝、霊帝の時代のものと推測し、西暦336年につくられた敦煌の莫高窟より200年早く、それまでに見つった最も古い仏教摩崖像とした。その後、摩崖像が彫られた年代が西暦61年と確認された。』という紹介を見つけました。
休憩所?飄然亭(piao ran ting)まで来ました。
この近くの木の下では、某国民が集まって トランプにふけっていました。
某国民は、ヒマさえあれば、トランプに某国将棋にと興じています。山に来てまでやっているのです。
孔望山は標高129mで、山頂付近に「孔子望海像」(kong zi wang hai xiang )がある。
孔子がこの山に登り東海の彼方を眺め、自分の思い道理にいかない不満を、『道行われず、イカダに乗りて海に浮かばん。われに従うは、それ(ゆう)由か。』(人の道「志」が行われなかったら、イカダを浮かべて東海の海(蓬莱)をめざして行こうではないか。私に従ってついてくるのは、弟子の子路かな。)という、有名な論語に残したという。
孔望山の山頂付近からの眺めを楽しんだ後に、下山。
今回も無事にマンションに帰ってきました。
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