−−− DIY(物造り)/2009年にDIYした物置を増築 −−−
2009年、旧豚舎の基礎を利用した物置をDIYで建てました(7m×2.5m、約4間×1.5間)。
今回は、その西側に3mほど伸ばして物置を増築しました。
2009年のDIYは、主に2X4材を使った「ネジ締め工法?」で、水平・垂直の補正・修正は、ネジを外して位置を微調整して、再度ネジ締めすればいい・・・
今回は、メインの構造体は在来工法? ホゾ穴をあけて・・・羽根つき金具で取り付ける・・・土台・柱・棟・束・桁・・・、そして、その為に寸法互いによる水平・垂直の狂いの調整は大変です。
全くの新築なら、新しい図面で出来るが、今回は増築?だから、2009年に造った2X4工法の建物に、在来工法を増築する?・・・、素人の私は四苦八苦?・・・
○ 2021年9月12日 丁張
中学校の数学を思い出してください。
ピタゴラスの定理(三平方の定理 AXA+BXB=CXC)を用いて、大型の直角三角定規を作りました。
これを使って直角を出します。
次に水平を出します・・・ペットボトルと透明チューブを使った「水盛り」です。
出来たのが「丁張」(ちょうはり)。
丁張とは、工事を着手する前に、建物の正確な位置を出す作業です。
杭を打ち、横に板を位置付けて作りました。
水糸を張った位置に基礎を作ります。
○ 9月19日 地面を押し固める
こんな治具を作りました。
基礎を作るために掘る 溝 の寸法確認の治具です。
幅と高さ を 確認しながら溝を掘ります。
溝を掘ったら、地面を押し固めます。
地面を固める作業を「転圧」と言い、転圧に使う治具を「タコ」と言います。
『広辞苑』には、「円筒形の木材に2本ないし3本の柄をつけ、数人がその柄を持ってつき固めるもの。」と書かれています。
今回は、Chan一人での作業・・・ 小型の「タコ」を作り地面を突き固めました。
次に、溝に枠を設けて、採石を入れてタコで転圧・・・、固まったらメッシュを引きました。
美輪明宏の「ヨイトマケの唄」
父ちゃんのためならエンヤコラ 母ちゃんのためならエンヤコラ もひとつおまけに・・・・
ヨイトマケとは、「建築現場などでの地固めのとき、大勢で重い槌(つち)を滑車であげおろしすること。また、その作業を行う人。作業をするときのかけ声からいう。」
と言うことで、疲れました・・・、今日は アサヒビールの復刻ビール「マルエフ」を飲みました。
○ 9月20日 一面だけ ブロックを積む
まず、基礎部分にコンクリートを流します。
その上に、重量ブロックを並べていきます。
その際、水糸とは5mmほど離して並べます。
○ 9月23日 全面ブック積み
写真を撮るのを忘れてしまった、残念。
○ 9月26日 アンカーボルトを入れ、鉄筋を入れる
写真撮るのを忘れたぁ!・・・アンカーボルトを入れ、横に鉄筋を入れました。
○ 10月1日 今日は会社の創立記念日・・・木材を刻み仮組?
○ 10月2日 主構造体の組立て
○ 10月3日 水平・垂直・・・微調整しながら・・・間柱を入れる・・・
○ 10月9日 桟木を入れて、垂木を取り付ける
○ 10月10日 野地板を張る
写真は半分までのものですが、仮打ちで全面に張りました。
○ 10月14日 休暇を取り・・・
まず、野地板をすべて釘で打ち付けました。
釘の本数は何本でしょうか?
垂木は片側9本(長さ約180cm)
野地板は、幅9cm×長さ約180cm
正解は約400本です。
次に、防水シート(アスファルトルーフィング:黒いシート)を張りました。
ヤット? 屋根を張れる段階になりました。
屋根材はガルバリウムです。
めっき成分はアルミニウム (Al) 55%+亜鉛(Zn)43.4%+珪素 (Si) 1.6%の合金
トタンの耐用年数が10〜20年程度に対して、ガルバリウムの耐用年数は20〜30年程度、しっかりとしたメンテナンスを行うことで、それ以上の耐用年数も期待できると言われています。
写真は半分までのものですが、仮打ちで全面に張りました。
○ 10月16日〜17日
屋根 全ての釘を打ち込みました。
次に、外周のトタン張りです。
これが終わったら、内部の地ならし。
平らにして、小型の「タコ」で地面を突き固めました。
それが終わったら、砂利を入れて、小型の「タコ」で地面を突き固めました。
今日はここまで。
○ 10月23日
物置内部の補強は、「筋交い」と「振れ止め」・・・ こんな感じで取り付けています。
砂利の状態で、再び平らに突き固めました。
そして、メッシュを敷き、コンクリート打ちの厚さのの目印を付けて、コンクリート打ちを持つばかり・・・
○ 10月24日
さあ、コンクリート(モルタル)打ちです。
0.5立米以上ならミキサー車で生コンが買え、その方が安い・・・が・・・ 今回は3m×2.5m
厚さ7pで 3×2.5×0.07≒0.53立米
厚さ5pで 3×2.5×0.05≒0.38立米
厚さ2pで 3×2.5×0.02=0.15立米
しかし、ミキサー車が近くまで入れる場所ではない。
そこで、厚さ2p(0.02m)でDIYすることにした。
ネットで調べた一般的なモルタルの重量比です。
土間・犬走り セメント2:砂利6:水1
捨てコン・下地打ち セメント2:砂利8:水1
モルタルの体積は、ほぼ砂の量と言われています。
砂の比重は1.7g/cm3程度なので、0.15立米の砂は255kgに相当します。
今回は、上記の中間の配合 セメント2:砂利7:水1とします。
すると
セメント73kg:砂255kg:水37kg を目安でトライ
これを手作業で行う・・・ 重労働だ
しかし、厚さ2pでコンクリートを流すと、メッシュが浮き上がるところが出きた。
そこで、メッシュを取り外して、コンクリートを打ち直した次第です。
こんな感じで、終わりました。
ここまでくれば、完成までもうひと頑張りだぁ!