−−− DIY(物造り)/屋外の製作物編 −−−
【 ぶどう棚 】 ・ ・ ・ 2018年10月27日-28日
2018年の春、今 流行りのぶどう「シャインマスカット」(Shine Muscat)を買ってきて 裏の畑に植えた。
そして夏にどんどん大きくなり、秋になったので来年の実りを期待して「ぶどう棚」を作ることにした。
そこで、色々と検討しました? どんな「ぶどう棚」が理想なのかを・・・
ぶどうは 実る時には雨を嫌うとも 理想は雨除けを作るのでしょうが 今回は まずは「ぶどう棚」だけでの栽培を試みることにした。後からでも雨除けはできます?
さて、ネットで見ると 木造の棚あり、足場単管での棚あり・・・?
一般に足場単管は亜鉛メッキの直径48.6o丸菅ですが、今回は ガルバリウムメッキの25.4o丸菅を使うことにした。
大きさは、幅4m、奥行き12mと決め、準備した単管は 長さ4m×13本、2m×12本とジョイント金具、そして軽量ブロックを24個と、モルタル(セメント)25kgを2袋です。
その合計金額は 約27,500円。
1) 組立を着手する前に、「ぶどう棚」の位置を出す作業「丁張り」をしました。
2) 支柱を建てる準備。
支柱を支える基礎部としての穴を掘る。
3) ブロックの準備。
ブロックは下に底のあるコーナーブロックと、底に穴のない基本ブロックを使いました。
底があることで単管支柱がここで止まり、単管支柱が地中に入るのを防げます(錆防止)。
なお、念のためにブロックの底には小さな穴を開けた。気休めですが、上からの雨水を逃がすためです。
4) ブックを 十字に 二段積み する。
その際、「丁張り」を利用して水平を出します。
この作業を 12回繰り返して基礎/支柱受けの準備が終わりました。
5) 支柱の準備。
ブロックの穴にコンクリートを流し込み支柱を固定します。
丸い支柱はコンクリートから抜けやすいので、丸い支柱に穴を開けて釘やネジを通しておけば、抜け止め/回転止めとなります。しかし、現在手持ちの電気ドリルが故障中のため、代用で「丸の支柱をハンマーでたたいて歪にする」ことで、コンクリート詰め時の /抜け止め/回転止めとすることにした。
そして、支柱の上部には金属キャップを被せ、接続具を仮に取り付けた。
6) 短辺「縦2m×横4mの門型」を4ブロック建てて仮固定する。
まず、地面に寝せた形で、2mの足3本と、4mの横桟をジョイント金具で仮組します。
仮組が終わったら、そぉっと立てて、ブロックの穴に足を入れ、倒れないように支えを設けて仮に立てておきます。
この作業を4回実施して「縦2m×横4mの門型」を4ブロック仮固定します。
7) 短辺「縦2m×横4mの門型」と隣の「同型の門型」の間を、4mの単管で連結して仮固定する。
まず、最初の「縦2m×横4mの門型」と2番目の「同型の門型」の間に、横桟として4mの単管を仮固定します。
この4m単管と次の4m単管とは連結金具を管の内側に入れて 連結 します。2本連結された横桟単管を3番目の「縦2m×横4mの門型」の間に仮組します。4番目の「同型の門型」も同様にして次の4m単管をジョイントして使います。
同様にして 長手方向の中央にも4mの単管3本を金具で仮組します。
これで上から見ると 12本の支柱(2m)と、13本の横桟(4m)による 4m×12mのパイプ棚が仮組で完成です。
こうすることで、間口4m×奥行12mの「シャインマスカット用ぶどう棚」の仮組が完了です。
8) この春に植えた「シャインマスカット」の お引越しです。
「シャインマスカット」を ぶどう棚の中央に引っ越しだぁ!
9) モルタルで支柱の固定。
プラスチックコンテナの中に(セメントと砂を配合した)モルタルの素を入れて、水で練ります。
そして、支柱の入っているブロックの隙間に、このモルタルを詰めていきます。
10) 1次工事終了。
こうしてできたのが、我が家の「シャインマスカット用ぶどう棚」です。
今回は、「揺れ止め」もないし、縦横の桟もありません。これらに関しては、追々説明します。
今年はここまで・・・。
来年の春、ぶどうの蔓(つる)が伸び始めたころ、縦横に補助棒を入れたり、針金を吊ったり、必要に応じて、補強の柱を入れたりすることにします。
さて、今回の費用/ガルバリウム25.4o単管での施工は 前記のように約27,500円でした。これを、亜鉛メッキの48.6o単管にすると41,000円程度になります。この単管の太さの違いが、このぶどう棚の寿命にどう影響するか? 比較するものがないのでよくわかりません。
ただ、作ってみて感じたのは、単管の寿命でなく 「ジョイント金具のボルトの寿命」に差があるように感じました。25.4o単管用接続金具のボルトと、48.6o単管接続用金具のボルトの太さはまるで違います。
○ 2019年2月中頃
更新を忘れていました。
2月中頃に中間に補強の支柱を建て、横桟も増やし、揺れ止めを設け、約30p間隔で針金を張りました。
○ 2019年12月30
この夏、シャインマスカットの状態が良くなく、代わりに ゴーヤを植えて、この棚にネットを張ってゴーヤ畑にしました。
ところが、この夏から秋にかけての台風で、張ったネットにより ぶどう棚が押されて変形してしまった。
そこで、筋交い式で補強をしました。