Kaakaの世界
ハイキング/福島県西郷村 雪割渓谷での紅葉と滝景色 編(2008.11.02)
今回のハイキングは、『こんな所を歩いてみたい 関東周辺 紅葉の散歩道'08〜'09』(成美堂出版)を見て決めました。
全長約3.6km、所要時間約2時間(片道)とのことでしたが、紅葉&滝景色に見とれ、これに加え私達の準備不足、更には現地標識(案内看板/マップ)の配慮不足? 等の相乗効果?があって、往復に6時間を要しました。
特に、案内標識の不足が印象に残りました(案内看板/マップに掲載されている場所を、遊歩道を歩いて見つけることは 一部 至難の業?です。)。
なお、西郷村商工観光課発行の「ウォーキングエリート 遊歩道のご案内」の案内図通りに歩くと、「おろちが滝」「水の踊場」等を見ることはできません。又「瀞の大滝」の位置も微妙なものとなっています。
その他にも、現地に設置されている案内看板/マップも、全体看板と部分を紹介した看板に紹介位置の違いがあったり、更には西郷村商工観光課発行のマップも当てにならず、加えて現地での案内標識の不足には困りました。
主な、相違点については、別途掲載しましたので 参考にして下さい。
ここをクリックすると 主な相違点 へ移動します。
そこで、現地の案内看板(マップ)が比較的その位置を正しく掲載していますので、次に掲載する地図を印刷してご利用することをお勧めします(それでも一部に違いがありますが、西郷村商工観光課発行のものよりましです)。
・「西の郷遊歩道」全体マップ
・名称を「せせらぎの小道」とする「夫婦滝」を中心にしたマップ
・名称を「西の郷遊歩道分岐点」とするマップ
<参考> 西郷村商工観光課発行「ウォーキングエリート 遊歩道のご案内」
・11月2日 6時20分:自宅を出発しました。
A)雪割橋駐車場(無料) 8時20分
一部東北道を利用し(ETCのオカゲで950円)、トイレ&お買い物のための休憩1回のみ、順調でした。
駐車場から約100m先には朱色の「雪割橋」が見えました。
これから歩く「雪割橋」について詳細を知りたい方は、ここをクリックして下さい。
以下、下記案内看板に記載したアルファベットを参考に位置確認しながら見てください。
B)雪割橋
高さ50mの朱色のアーチ式の鉄橋です。
下を覗くと、思わず被っている帽子に手を添えてしまうほどの 吸い込まれるような気分 になります。
ここから見た紅葉を更に見たい方は、右の雪割橋の写真をクリックして下さい。
紅葉写真を別途掲載しました。
C)瀬音坂 と 雪割橋展望台
雪割橋を渡ると、左に売店、右に小さな駐車場があります。
そして、正面には「熊の供養碑」と、上に掲載した「西の郷(さと)遊歩道」の案内看板/マップがあります。このマップが頼りですので、良く見ておいてください。
そして、車道を道なりに右に進むと、右のような案内標識が現れます。
背の高いのが「雪割橋展望台」への案内標識で、その向こう側には木製の「瀬音坂」の案内標識がありますが写真では見づらいので、写真の下に 拡大版 を掲載しました。
ここからは、緑と 黄や赤に染まった木々の間から、先ほど渡ってきた「雪割橋」が見えます。
そして、その左先を見ると「雪割橋駐車場」が見えました。私達が来た時間には、車は3台しかなかったので、ちょっとの間に車が増えていますね。私達の車は、向かって一番左のワゴン車です。
D)つつじ小径
この名のとおり、つつじらしき低木がありました。
木々の間から、黄や赤に染まった紅葉が見られます。
E)やしお台 9時
「つつじ小径」を進むと、二股に道が分かれます。
どちらに進んでも同じ場所に出ますが、散策をするのが目的であれば右の道を選び「やしお台」方面に進んでください。
F)せせらぎの小道
「つつじ小径」の終点は、鳥首川に架かる「鳥首橋」のたもとです。
橋を渡ると直ぐに案内看板/マップがあります。ここから「せせらぎの小道」がはじまるようです。
とにかく 階段 を降りてみましょう。しかし、階段ではなく ”梯子” ですので、梯子としての昇り降りのつもりで行動するのがよいと思います。
梯子を登っているように見えるChanですが、こうやって降りたのです。
ほら、Kaakaは右写真のようにして降りました。まるで梯子ですよね?
PROFILE(自己紹介)にもあったように、Chanは”元消防団員”です。火の見櫓(望楼)への昇り降りは 1年生団員の任務 として鍛えられたものです。
G)おろちが滝 & 水の踊り場 ・・・ 写真マニアの方達が大勢いましたよ
・「おろちが滝」は、滝の姿があたかも大蛇(おろち)の様に曲がりくねっていることから名づけられたそうです。
・「水の踊り場」は、「おろちが滝」の直ぐ下流にあり、写真撮影している方達が見えるのですが、直接行くことはできません。
一端、梯子を登り、次の梯子を降りてください。
そこが「水の踊り場」です。アマチュア写真家?の皆様が、写真を撮っていました。
アマチュア写真家のカメラレンズの先は、紅葉 ・ ・ 、いやどうもレンズの先は 渓谷の紅葉 だけでなく 清流が作る滝の流れ と 水に浮かぶ紅葉の落ち葉 にもあるようです。
右の写真をクリックすると 写真集 にリンクします、ご利用ください。
H)夫婦滝
2つの大小の滝が仲睦ましい夫婦にたとえられた「夫婦滝」です。
展望デッキからの観覧で、案内標識もありません?
また、その下流にあるはずの「遊雲台」「一休の滝」も降り口が不明で、見つれることができませんでした。
渓谷を見下ろした写真を右に掲載します。
I)屏風岩
屏風(びょうぶ)のような、折りがある岩です。
右の写真のように、屏風岩の右側は、岩だらけでした。
J)めがね岩 10時5分
筑波山の 弁慶の七戻り を連想する 落ちそうで落ちない 岩 ですね。
K)那須見台 さあっ! 後半です。「瀞(とろ)が鼻」〜「那須見台」へと続きます。
さて、「那須見台」と「那須見の台」の2つの標記で紹介されています。
「那須見台」からの景色は、一番右側の写真をクリックすると見ることができます。
L)天狗岩? 〜 憩いの場 11時
「天狗岩」の案内標識が見つかりませんでしたが、左の岩が「天狗岩」? かもしれません。
そして、西郷村商工観光課の小冊子(マップ)にも、現地設置の案内看板/マップにもない「憩いの場」という案内標識がありました。
右の写真をクリックすると「憩いの場」の写真集にリンクします。
・「憩いの場」から少し歩くと『空○為○・千○家/金○院○法○雄○士』という水色の看板と、「個人所有地」という木札が現れます。
山側を見ながら歩くと、木々の間に 家とアンテナ そして、コンクリートの電柱 を見ることができます。
どなたかが お住まい のようです。帰路に歩いた山側の遊歩道では、この方の家への入り口を見ることができました。
M)みのり隧道 〜 瀞の大滝 11時15分
「憩いの場」からここまでの間に、「忍びの滝」「西郷瀞」があるはずでしたが、案内標識がなく見つけることができませんでした。
「みのり隧道」を通るときは、頭上に注意してください。下流側に抜けると、そこから「瀞の大滝」(とろのおおたき)を観覧することができます。
「瀞の大滝」は、すだれのように垂直に落ちる人口の滝です。右の写真をクリックすると、拡大した写真にリンクしますのでご覧下さい。
N)「岩魚が渕」が見つかりません。
「瀞の大滝」の下流に「岩魚が渕」があるはずです。
遊歩道の手すりが切れていたので、降りてみました。
進めばすすめほど、道は荒?、とうとう引き返してきました。
訪れる者が少ないのか? ”獣道状態”で、進めるような道ではありませんでした。
O)キャンプ場に到着です。 11時45分
阿武隈川に架かる橋の上流には、「キャンプ場」がありました。
左写真は、キャンプ場駐車場に止めている車です。
遊歩道の終点(ここからの人にとっては入口)は、右のような階段でした。この右側には、「老人センター」がありました。
P)さあ、帰路です。
帰りは、「みのり隧道」の手前の遊歩道分岐点を右に進み、山側の道を通ることにしました。
ここを進むと、来る時に見た水色の看板『空○為○・千○家/金○院○法○雄○士』と『進入禁止』の看板に遭遇しました。
ここで、村道と遊歩道が斜めに交差しており案内標識があります。しかし、実際の交差とは異なる態様での図示のために、一瞬迷うような表示です。
左前方には”郵便ポスト”があり、前記主(あるじ)の一軒家?へ続く村道のようで、遊歩道を進むには、右前方に歩くこととなります。
Q)さらに進むと、”村道と遊歩道の分岐”となります。
左の写真と、右の写真(案内標識の拡大写真)を見ると、実際の分岐の態様と案内標識の違いに気付くと思いますが、迷わず”左”を選択してください。
右の写真では、前記P地点の”一軒家?”へは村道が続くことになっていますが、実際には右上の看板がある交差点より左には「進入禁止」と看板があるように”鎖による閉鎖”によって進むことはできません。
R)”遊歩道の分岐”です。
山側のコースをとるために、右を歩きました。
S)「憩いの森」にて昼食です。 12時45分 再スタート。
その後は、車道から遊歩道へ道を進め、「熊のすべり台」へ向けて GOO!
T)「熊のすべり台」への案内標識です。
U)「熊のすべり台」の案内標識です。
「熊のすべり台」の全容は、右に掲載した写真をクリックすると写真集にリンクします。
V)「乙女が滝」を探して・・
西郷村商工観光課発行の「ウォーキングエリート 遊歩道のご案内」には「熊のすべり台」の上流に「乙女が滝」が記載されています。
私たちは、前記U)の写真にある案内標識の”遊歩道終点”を無視して、地図上に存在する「乙女が滝」を探しにさらに進みましたが、その先は”荒れた村道”であり、企業が購入した保養所?建設予定地?があるのみで、「乙女が滝」は見つかりませんでした。
案内標識にあるように、「熊のすべり台」が”遊歩道終点”のようです。
そして今度は、「鳥首橋」を渡ってすぐ右折する遊歩道を歩いてみました。
左折(石灰で描いた矢印方向)すれば「雪割橋展望台」となります。
しかし、「乙女が滝」を見つけることはできず、単に山周りで「雪割橋」に着いてしまいました。
・14時15分 雪割橋駐車場に到着です。
次回は 高尾山の紅葉 へ行く予定です。⇒ 都合により、今年は中止となりました。