Kaakaの世界/トレッキング
長野県&山梨県/蓼科・北八ヶ岳・清里 中編(2013.09.26-27)
前編は ここをクリック してご覧下さい。
前編は、横谷狭の入り口までの紹介でした。
ここでは、横谷狭のすべてを紹介します。
さて、横谷狭を ウィキペディアで調べると、岐阜県下呂市金山地域の 4つの滝がある 横谷峡(よこたにきょう)が照会されていますが、今回訪れた長野県 蓼科の横谷峡(よこやきょう)は「作成中」でした。
3. 乙女滝
13時43分 乙女滝に到着。
乙女滝は、1792年に、坂本養川が開いた大河原堰の用水路途中に作られた(農業用水が落ちる)人工滝とのことです。
『水飛沫を上げて新緑・紅葉とさらに厳寒期には、飛沫が凍り・・・ 素晴らしい景観を楽しませてくれます。午前中(10時くらいまで)ですと、晴天の太陽が乙女滝にあたり飛沫に虹がかかってるように見えます。』と紹介されています(出典:蓼科中央高原観光協会のHP)。
乙女滝を見学後、遊歩道に戻り横谷温泉と崖の間を更に進みました。
なお、設置されている看板には『茅野市観光課/9月16日の台風18号の影響の為、「おしどり隠しの滝」までは行けますが、その先の橋が流され、「奥蓼科」までは行くことができません。』と書かれていました。
13時58分 左手の崖に 蜂の巣 を見つけました。
スズメバチ(俗称:クマンバチ)の巣だと思います。
なお、全身が軟らかい毛で覆われ花粉を集めるクマバチも、方言として「クマンバチ」と呼ばれるときもあり、
無毛か粗い毛が生えるのみであり、体色が黄色と黒の縞とであり、虫を狩るスズメバチ類とクマバチが混同され誤解を招いているらしい。
4. 霧降の滝
14時2分 霧降の滝です。
滝前に小さな橋があり、以前は橋の上から眺める事が出来たようですが、現在はかなり朽ち果て使用禁止です。
14時4分 大岩の上に 石製の稲荷 が置かれた大岩がありました。
その名称を紹介する看板が見つかりません。
5. 鷲岩(わしいわ)
14時10分 鷲岩に到着。
鷲岩の由来は?・・・帰宅後に調べてみました。
1)岩の凹凸が鷲の羽の模様に似ているからそういう名前が付いたのでしょう。
おそらく岩だけの状態だと鷲が羽を広げて・・に見えるのだろうか?
2)横に割れ目が幾筋も入った荒削りの岩肌がそそりたっています。
鷲の荒々しさをなぞらえて名付けたのでしょうか?由来はわかりません。
3)岩の形が「鷲の形」に見えるから呼ばれているのでしょう。
写真上の部分が鷲の頭(曲がっている部分がクチバシに見えます)。下に下がるに従って、胸元の毛並みに見えます。
私は、鷲が群れを成して飛んでいるように見えるとも考えましたが、鷲は群れを作って飛ばないだろうから、この説はボツかな・・・
14時15分 この辺りの沢の 川底を見ると 茶色の岩盤が一枚岩? に見えます。
横谷峡は強酸性水のため川底が茶色いのだそうですが、この茶色と 滝壺の青緑と 水流の白い泡とのコントラストが綺麗な清流です。
なお、横谷狭で「一枚岩」として紹介されているポイントはもう少し先ですが、この辺りから一枚岩と同じ状態でした。
6. 屏風岩
14時28分 屏風岩に到着。
樹木に覆われて屏風のような岩にはみえませんが、岩の裾を渓流が飛沫を上げて流れ下り、冬になると氷瀑が見られることから、「屏風岩の氷瀑」として有名なようです。
7. 一枚岩
14時35分 「一枚岩」の看板のあるところに着きました。
先ほどの場所から、川底は数十メートルにわたり1枚の岩盤のようです。
8. 王滝
14時52分 王滝(おおたき)に着きました。
HP「滝めぐり・地形めぐりの記録とメモ」によれば、『「大滝」の読みが、「王滝」となったものと考えるのが妥当』と紹介されていました。2連の滝で15mくらいあるそうです。
さて、新緑の季節、紅葉の季節の渓谷を彩るあざやかさは最高との紹介がありますが、今回は紅葉には少し早く、色づき初めでした。
14時57分 ニホンカモシカ?に初遭遇。
『哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科カモシカ属に分類され、単にカモシカとも呼ばれるそうです。
縄張りは異性間では重複するが同性間では重複せず、単独で生活し4頭以上の群れを形成することはまれ』
とウィキペディアで紹介されていました。
その通り、今回見たのは1頭のみでした。
9. おしどり隠しの滝
15時17分 何やら 赤いテープが貼られています。
その先には「おしどり隠しの滝」がありました。
信濃毎日新聞社出版局編(1998)『信州日帰り滝めぐり』には、・・・「この谷はオシドリの格好のすみかで猟師が再三再四射ったが滝に隠れてしまい捕ることができなかったことから滝の名がついたという。」・・・と照会されているそうです。出典:滝めぐり・地形めぐりの記録とメモ
前記の茅野市観光課のお知らせの通り、『9月16日の台風18号の影響の為、「おしどり隠しの滝」までは行けますが、その先の橋が流され、「奥蓼科」までは行くことができません。』というように、橋が無くなっていました。
そこで、仕方がないので戻ることとしました。
15時33分 今度は 5匹の群れをなした シカ に遭遇しました。
10. 横谷展望台/横谷観音
15時48分 王滝を展望できる横谷展望台に到着。
僅かに紅葉の始まった王滝周辺が確認できました。
横谷狭の最高地点は、標高 約1530mの横谷観音付近です。
ここにある横谷観音の左手にあるモミジは、紅葉時期には鮮やかに彩るそうですが、今はほんのりと色づき始めた程度でした。
横谷観音:昭和十二年元陸軍中将市ノ瀬源助翁が地元民と共に作ったらしい。昭和53年再建の新しいお堂です。
その先には、10分ほど歩くと大瀧神社があるようですが、今回は時間が無いので案内看板のみの撮影です。
大瀧神社:信濃の国一之宮諏訪大社と同じ「建御名方令」をお祀りしている。
御神体は黒曜石で、これまで露地に祀られていたが、平成25年に社殿が完成。
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