Kaakaの世界/kaakaの園芸/ラン科/デンドロビウム属/ロディゲシー
Dendrobium loddigesii
○ 2011年2月22日 世界らん展日本大賞2011年/台湾の香斌蘭園にて購入/草丈約12cm
日本語標記をYahoo!で調べると、 ロディゲシー:8160件、 ロディゲシイ:872件、 ロディゲッシー:141件 となったので、ここでは「ロディゲシー」と標記します。
中国南部、香港、ラオスに自生する小型の着生ランです。標高1.000〜1.500mにある岩にくっついて生えています。
日本の着生ラン「セッコク」と同じ仲間で、同じような多肉質の茎を持ちその各節に葉をつけますが、葉はより厚みがあり明るい緑色、茎は垂れるか、やや這い気味になります。
高芽(茎の上部に出来る小苗)ができやすく新天地を求めるかのように這い広がっていくことがあります。
花は春に茎の先端側の節に各1個ずつ咲かせます。明るいピンクの花で、唇弁(リップ)の基部は橙黄色で目立ちます。
中国では漢方に利用されているようです。
栽培は容易です。ミズゴケ植えやヘゴなどにくっつけます。水は好むほうですが過湿にならないようにしましょう(度が過ぎると高芽ばかりが出来て花が咲いてくれません)。風通しよく明るいところに置きます。やや暗くても育ちますが花つきが悪くなります。
寒さには強いほうで寒風と霜を避け乾燥気味にすると屋外で越冬してくれます(寒冷地では保護が必要です)。
増殖は春の植え替え時に株分けや高芽を取って植えつけます。(出典:「花のびっくり箱」の「お花の図鑑」)
このランは、冬の間はほとんど水をやらずに越冬させると春に多数の花を咲かせるらしい。
○ 2011年4月3日 植え替え
3月に、Chanの上司からも「ロディゲシー」を1鉢いただいたことから、2鉢になった。
2号鉢だったものを 3号鉢に植え替えました(水苔と素焼きの鉢)。
後から知ったことですが、ランの植え替えは細心の注意が必要だった。
・手を洗い
・挟み等の使用具は消毒又はバーナーで焼き
・根を傷つけることなく、古い水苔をピンセットや箸等で取る
こんなことをするようです。全て、病気の予防のためだ。
○ 2011年4月16日 蕾(つぼみ)
植え替えして2週間。今日から水と肥料を施そうと思って ロディゲシー を見た所、蕾を発見。
4月25日 ピンク色になった蕾。これから咲くのかな? 楽しみです。
○ 2011年4月28日 開花
咲きましたよ、約4センチほどの花です。
Chanの上司からいただいたものが咲きました。
蕾があと一つあります。
ラン展で購入した株にも 小さな蕾を見つけました。同じ花が咲くのか 楽しみです(結局、咲かずに蕾が落ちてしまいました)。
【古いバルブ(茎)】
バルブは茎の一部が肥大したもので、水分や栄養を蓄えたいわば貯蔵タンクの役割を持っています。卵形、棒状、扁平などかたちは種によって 様々です。
本年伸びた新しい新芽をリードバルブ、それ以前のものをバックバルブと呼びます。
一度花を咲かせた所から再び花を咲かせる事はないそうです(株の下方にしか花の咲かなかった物は、残りの上方に来春咲く場合もあるそうです)。
古いバルブは春の新芽が出る時期の養分や水分になりますので、切り取らず、花が咲き終わって2、3年もすると色があせて細くなり、役をしなくなるのでその時点で切り取るらしい。
○ 2012年2月19日 花芽
上司からいただいた方に 花芽? を見つけました。
購入した方は、元気がありません。
○ 2012年4月14日 花芽
花芽が大きくなりました。もうすぐ開花です。
○ 2012年4月20日 開花
20日夜 出張から帰ると開花していました。
○ 2013年4月6日 開花
昨年より早く咲きましたが、たった一輪しか咲きませんでした。
○ 2017年5月7日 4年間の中国赴任を終えたChanが3月に帰ってきました。
で・・・ 植え替えました(購入したものは枯れてしまった)。
○ 2018年2月19日 世界らん展日本大賞2018の会場で購入しました。
Wakayama Orchids と 書かれています。
これまでの株が無くなりそうなので 再チャレンジの意味です。
うまく育ってくれればいいのだが?
○ 2018年4月7日
蕾が膨らんできました。
○ 2018年4月14日
咲きました。
これまでの株と同じ花です。
この夏をうまく過ごし、株が大きくなることを祈るばかりです・・・ と言うか、頑張ります!。