Kaakaの世界
トレッキング/栃木県沼ッ原湿原〜深山湖〜沼ッ原湿原 編(2008.09.22)
9月22日AM7時30分頃自宅を出発し、Chanの上司の勧めもあり 超初心者ハイキングコース ”沼ッ原湿原”(ぬまっぱらしつげん)を目指しました。
9時過ぎ、早くも 黒磯 にて休憩です。
10時、沼ッ原湿原駐車場に到着です。
Chanのカーナビにはこの駐車場の登録はありませんでした。
那須ICで降り、一軒茶屋交差点方面から来る方は、那須ハイランドパークを過ぎると、まもなく右手に見える看板にしたがって右折し約6km?です。
以下、地図上にアルファベットで大体の位置を載せておきます。
A)10時10分 さあっ! 出発です。
以後トイレはありませんので、駐車場のトイレで済ませてください。
B)駐車場から歩いて10分ほどで湿原入口に到着です。
沼ッ原湿原は、栃木県那須塩原市板室地内にある那須連山の西端に位置する亜高山の湿原です(標高1,230m)。
4月中旬からの”ザゼンソウ”に始まり、6月中旬からの”ニッコウキスゲ”、8月からの”エゾリンドウ”、9月下旬からの”紅葉”と、四季折々の彩を見せてくれるそうですが、今回はその谷間でした。
C)看板の向かい側には、”子守石”がありました。
この石の説明は、色々なHPで紹介しているのでここでは簡単に紹介します。
『昔、妻のお産を見てしまった男が、妻の正体が大蛇であることを知ったそうだ。
妻は自分が大蛇であることを告げ、「この玉をなめさせて赤ん坊を育ててくれ」といい、
一つの玉を残して姿を消しました。・・・その後二つ目の玉も上げたとか・・。
それは大蛇の目だったそうです。両目の無くなった大蛇は、日の明けるのも、
暮れるのもわからなくなってしまったそうです。』
D)看板を左折して、時計回りで 沼ッ原湿原 をハイキングすることにしました。
まず、標識の前です。
E)「展望デッキ」があるとのことなので、そこに向けて木道を歩き始めると 水深10センチ程の池 が現れました。
F)ここが「展望デッキ」です。
あれっ! 拍子抜けしました。これが展望デッキです。
展望:遠くまで見渡すこと。また、そのながめ。見晴らし。
デッキ:旅客列車の客室の外側にある、乗降用の部分。
すなわち、景勝地の展望台や空港の屋上や上層階にあるベランダにある
展望スペースを予想してきたのですが・・?
G)展望デッキからD地点まで戻り、時計回りでのハイキングです。
「三斗小屋宿跡」方面へ行く分岐点が見えてきました。
沼ッ原湿原を1周し、kaakaからの提案がありました。
『高速使って来て正味30分じゃ もったいないよ!』
とっ 言う訳で、ここらか大冒険が始まりました。
H)まずは、展望デッキまで戻り、
そこにある看板を確認したのち、
鬼ヶ面山(オニガツラヤマ 1271m)を経由して、
那須塩原市百村にあるダム湖『深山湖』
(みやまこ 753m)までの往復トレッキング
の始まりです。
事前に調べた 那須塩原市・黒磯観光協会のパンフレッドによれば、
沼ッ原湿原〜深山湖までのトレッキングは150分とありました。
しかし、トレッキング2回目の超初心者にとって、それがどんな難所なのか
調べもせずに行った私たちは、大冒険家でした。
I)10時50分、トレッキングの始まりです。
展望デッキから10mも歩くと、そこには木道はなく、
山道の連続です。
まもなく、左手に沼原調整池(上池/1238m)が
見えてきました。
更に登ると、木々の間から わずかに下界が
見え隠れしていました。
J)山中では、”蛇”や”猿” そして、”足跡”に、こんな”熊もどき”にも遭遇しました。
K)11時40分 ”栃木の山紀行 鬼ヶ面山 1271m”との看板がある地点に到着しました。
ここまでが、原則・登りです。後は多少の起伏はあるものの、原則・山下りです。
L)11時47分 林道らしき道に 初めて遭遇 しました。
これを横切り 直進です。
この季節、この山で 花 を見つけることはなかなか出来ませんでした。
数少ない出会った花です。
こんな お化けキノコ もありました。
そして、わずかですが 紅葉 が始まっているようです。
また、これだけ多くの 花 に囲まれたのは、この場所だけでした。
M)木々の間から、時折ですが ”深山湖” が見えてきました。
この辺りは、急な斜面が続き、大変な道でした。
12時15分 時には人手による 石段 がありました。
帰りのことを考えると ゾォット! しました。
N)ススキのアーケードを抜けると、
眼下に深山湖が見えてきました。
もう直ぐです。
O)13時 深山湖&"沼原発電所/森の発電おはなし館"
に到着です。
150分を予定していましたが、130分で到着です。
"森の発電おはなし館"のトイレをお借りした際、係りの女性
とお話できたのですが、『沼ッ原湿原から来る方は最近
いませんよ。帰りは3時間〜3時間半かかるらしいですよ。』
とのこと、また、『親子の熊の目撃情報もあるので、
気をつけて下さい』との情報をいただきました。
そんな訳で、20分間の昼食&休憩となりました。
P)13時20分 深山湖の湖畔をチョット散策し、
13時30分 登山道入り口から帰路に着きました。
”帰路”とは言っても、通常のトレッキングなら”山下り”でしょうが、
今回のほとんどは”山登り”です。
しかも、最初が”難所” さぁッ! かんばるぞォ!〜
急斜面ばかりではありません。
Q)最近の雨続きの天気です。山間からは沢のように水が流れだし登山道を横切り、また、山崩れによる”ガレ場”もあります。
R)そして、尾根沿いの一部は、尾根の幅がなく危険なために、このように、尾根の上に金網の道が作られていました。
見えてきました、沼原調整池。もう少しです。
S)15時40分 展望デッキまで戻ってきました。
深山湖まで150分を予定していましたが、
沼ッ原湿原〜鬼ヶ面山〜深山湖が130分で到着。
帰りは、"森の発電おはなし館”の係員によれば、
3時間〜3時間半とのことでしたが、ナント!驚異
深山湖〜鬼ヶ面山〜沼ッ原湿原を130分で走破。
15時55分 沼ッ原湿原駐車場まで戻ってきました。
深山湖の道標につられて、(鬼ヶ面山の)稜線に出れば、右を見ると深山湖が、左を見れば沼原調整池が見え、約500mの標高差を素敵な感覚で味わえるだろうと思い、沼ッ原湿原よりトレッキングコースに入ったのですが、前回の栃木県・馬不入山(うまいらずさん)のときと同様、甘かった。
稜線には出ましたが。木々にさえぎられ、稜線からの期待した景色を見ることは出来ませんでした。
そして、トレッキング者とは誰一人出会わず、出合ったのは蛇と猿、そして”ヒズメ”の跡と人間のような糞をする”謎の動物”だけでした。