Kaakaの世界
トレッキング/栃木県 三峰山(605.0m) 前編(2011.01.10)
三峰山という山をウィキペディアで検索すると「三峯山」を含めて20山が該当しました。
・・・、群馬県沼田市と利根郡みなかみ町の境にある標高1123mの山、茨城県笠間市にある標高178mの山、栃木県鹿沼市にある標高485mの山、そして、この山に隣接して栃木県にはもう一つの三峰山(標高605m)がある。今回はこの山に出かけました。
三峰山(みつみねさん)は栃木県栃木市北西のはずれ、鹿沼市と、一部佐野市(旧葛生町)の飛び地、羽鶴(はねつる)にまたがる山。標高605m。
鍋山(なべやま)とも呼ばれ、形が南東側(たとえば栃木市寺尾や同市梅沢付近)から見て、鍋を逆さに伏せた形に見える事があるため、こう名づけられたと言われる。
また、栃木市星野から見て、西側に峰が連なっているようにも見えるため、三峰山とも言われる。
なお、多くのガイドブックは【一般向け】になっていますが、気楽なハイキングのできる周遊コースではなく、登山者は滑落防止に充分なる注意が必要である。
最近では2004年1月17日、2008年9月14日に滑落による死亡事故を起こしている山です。無理は絶対禁物、とても【一般向け】のレベルではない危険な山です。
三峰山登山は、本来修行の山なので安易に向かうべきでない場所も多いようで、脇道ルートや鎖場には絶対立ち入らないことをお勧めします。
尚、稜線の反対側は石灰岩採掘場となっており立入禁止(トラロープあり)です。
1. 三峰山登山口駐車場 へ
三峰山の登山口を御嶽山神社に決めたが、私のカーナビでは名称で検索できなかった。そこで、近くの星野遺跡記念館で検索し御嶽山神社に向かった。
8時20分 自宅を出発。県道32号線で栃木ICの下をくぐり、国道293号線を過ぎ県道199号へと分岐する。この辺りから、鍋を逆さに伏せた形に見える鍋山(三峰山)が目の前に現れました。
この鍋山、象が寝ているようにも見えるとのことだったが、皆さん見えますか・・・なるほど、鍋山でなく、象寝山ですね? 写真の右側が鼻ですよ・・・
さて、星野遺跡への分岐を過ぎて左手の蔵本橋を渡れば登山口の御嶽山神社(おんたけじんじゃ)が見えてきます。
御嶽山神社は、812年に空海上人が開山したと伝えられています。今回、御嶽山神社脇の駐車場を利用させていただきました。
そこには、看板 『当山では近時 熊鹿猪猿等の大型動物を見かける様になりました。登山者は危険個所の滑落にきを付けると共に、この方にも十分注意してご参拝下さい。出来れば音の出る鈴の様なるものの着用をお勧めいたします。当山文』 がありました。
2. 登山開始
さて、礼儀?として、社務所に一声かけての駐車と、お賽銭を挙げて無事の行程をお祈りしました。
9時50分 登山開始です。御嶽山神社の境台の手前左にある三峰山里宮(看板は、「三峯山里宮」となっていた。)の右脇の階段を登ります。
3. 祖霊殿
9時55分 祖霊殿に到着。祖霊殿とは「納骨堂」の事らしい。
その左脇に 潜り(くぐり)?がありました。左「出世の門」・右「日の門」と書かれた潜りがあった。裏側に回ると「出世の門」が「忍耐の門」、「日の門」は「月の門」となっていた。
登山道は、祖霊殿の右脇にあった。
これを進むと、日の当らない 杉林に入り、更に進むと倒木が続いていた。
4. 清滝不動
10時5分 清滝&清滝不動 に到着。
清滝は、修行者が修行できるように 階段 が取り付けられていたが、この日は修行者には会えませんでした。
5. 普寛霊神
10時18分 清滝不動の階段を上がり、沢沿いに進むと普寛霊神(ふかん) に到着した。
江戸の中期、秩父市大滝の落合集落で生まれ、木曽御嶽山の王滝口を開いて関東に御嶽講を広めた人(普寛上人)を祀ったものなのか?
ここから先は、石祠が立ち並ぶ急な坂が続きます。そんな中に、「厄除弘法大師」なるものもありました。