Kaakaの世界/トレッキング/茨城県 加波山 前編(2010.11.28)
加波山(かばさん)は茨城県桜川市と同石岡市の境に位置する標高709mの山。北から御嶽山、雨引山、燕山、加波山、丸山、足尾山、きのこ山、弁天山、筑波山の順に連なる筑波連山北部の山の一つである。
筑波連山の中では、877mの筑波山に次いで標高が高い。古くは、神母山、神場山、神庭山などともいわれていた。天狗の山としても知られており、現在「加波山神社」の称号をめぐって中宮と本宮・親宮とが争っている状態にあるとのことであるが山頂付近には本宮、中宮、親宮の本殿と拝殿がそれぞれ独立して鎮座し、本宮及び親宮も「加波山神社本宮」・「加波山神社親宮」と名乗っていることから、ややこしい。なお、三角点のある標高709mの山頂には加波山三枝祇神社本宮の本殿が鎮座している。
出典:フリー百科事典「ウィキペディア」
これら加波山の3社については、「5. 神社群」でもう少し詳しく紹介しますが、興味がある方は、各自Web等で調べてみることをお勧めします。
なお、中宮と、本宮・親宮は、色で区分けすることとします。
1. トレッキング先の決定
当初は花園渓谷・花貫渓谷あたりを考えていたが、11月末のこの時期Web調べてみると 落葉のマーク でした。
茨城県では 筑波山が辛うじて紅葉のマーク ・・・ そこで、約40年前に行った筑波連山の一つ 加波山(かばさん 709m)に決めました。
2. 一合目:桜川市長岡にある中宮の里宮「加波山神社 拝殿」に到着(10時)。
まず、右手に現れたのが 加波山三枝祇神社本宮 拝殿。この詳細については、後編にて紹介します。
道なりに進むと、まもなく正面に加波山、左手に中宮の末社「加波山普明神社」と、右手に駐車場と「加波山神社」の看板。
加波山普明神社には 「一合目」を表す道標があります。
なお、「無断駐車禁止」の看板には3つの神社名が書かれていたので、加波山普明神社にお願いしました(快く引き受けていただきました)。
帰宅後にWebで調べて分かったことですが、加波山普明神社は加波山神社の末社
で、明治時代の「日本最後の仙人」国安普明命を祭っているらしい。
駐車場の先の左側には平成16年(2004年)に建立された中宮の里宮「加波山神社 拝殿」がありました。
門の脇には、(法務省)と添え書きした上で 「昨今、当神社の社名を不正に使い参拝者を惑わす神社が有りますので注意して下さい。」 との看板がありましたが、 『法務省がこんなこと書くかな?』 という疑問が残ったものの、中宮と、本宮・親宮の争いが想像できました。
さて、駐車許可のお礼も兼ねて いつもより奮発したお賽銭にて トレッキング道中の無事を祈りました。
その際、地図入りのパンフレットを頂き、これを参考に レッツ・ゴー
3. 二合目:加波根不動明王神社(寝不動尊)、そして初の火渡り。
少し足を進めると、日向ぼっこしていおばあさん三人組がいた。
Chan 『40年ぶりの加波山なんですが、加波山はこの道でいいんですか?』
3人組 『この先の神社を右に行っちゃだめだ!石切りき場だ 左に左に行くのが加波山への道だよ』
なるほど、事前にWebで調べたが、二合目の分岐をどっちに行くかが大問題?
私達は、三人組のアドバイス通り 左へ左へ と進路を決めて進むことにしました。
二合目/分岐の鳥居です。その右に「加波根不動明王」という石碑があります。
ここを右に行くと 舗装道路 を歩いて三合目「桜坊」、四合目、そして五合目の石切り場となります。
左に進むと、加波根不動明王神社(寝不動尊)に着きました(10時25分)。
『昔 加波山中腹にあった石像の不動尊が、大水の為に流されこの地に埋没した。人を雇ってこれを発掘し 許しを得て「寝」の一字を頂き寝不動尊(寝ている神様)と称して大願成就の神として村民や多くの人の信仰を集め現在に至っている。平成二年に不祥事により焼失したが、箱根大天狗山神社の開祖武田敏男氏と地元役職者並びに信仰者諸氏の寄付により再建された』との主旨の石碑がありました。
さて、神社の様子が なんか変? 白装束の女性と山伏姿?の者・・・ 山伏姿の方に聞いて見ると
『私の下で5年間修行した堂守が、この神社で初めての火渡り をやるんだよ』 とのこと・・・、ぜひ写真に納めさせて頂きたいと申し出ると、色々と説明・便宜を図ってくれ、火渡りの儀式にも参加を許して下さいました。
堂守(どうもり):堂の番人。/大辞林より
火渡りの様子は、ここをクリックしてご覧ください。
4. 登山開始 12時45分
加波根不動明王神社のお堂の手前に 道標がありました。
真っすぐ:三合目の舗装道に出ます(桜坊へ)
左:五合目の舗装道に出ます(石切り場へ)
ここでも、教えの通り 左に進路を取ります。左に行くには、お堂の脇の沢を渡る事になります。
ここで、デジカメの電池切れ・・・ この後の写真は 携帯カメラとなります。
登山道は、それほどの危険なところもなく、まずまずの道です。
途中、山火事(2002年3月10日発生?)の跡と思える 焼け焦げた木々が時折見られました。
石切り場が見えてきました。
この辺りから舗装道路になり、まもなく五合目(約320m)に到着です(13時15分)。
この舗装道路もすぐに終わり、突き当りになります。ここも左折です。
まもなく、道標「←真壁町長岡/加波山30分→」(13時28分)がありましたが、実際に山頂付近に着いたのは14時25分頃です。写真を撮りながらでしたが約1時間弱を要しました(実際には45分くらいで歩けたかも?)。
六合目、七合目(約460m)と進むと、次の八合目には「山椒魚谷」との標識があった。サンショウ魚がいるところなのだろうか?
さて、八合目を過ぎると 営林署道路を横切り(約600m) 九合目を目指すこととなります。
5. 山頂の神社群
山頂の神社群は、後編 にて紹介します。
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