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Kaakaの世界 / トレッキング
浄土平(一切経山・五色沼・鎌沼・吾妻小富士など) 編 (2009.09.27)

浄土平の概要

 『磐梯朝日国立公園は山形、福島、新潟の3県にまたがっており、「出羽三山・朝日地域」「飯豊地域」「磐梯・吾妻地域」「猪苗代地域」からなっています。
ここ浄土平(じょうどだいら)は「磐梯・吾妻地域」に属し、磐梯吾妻スカイラインの中間地点の標高1,600メートルに位置しています。一切経山、吾妻小富士、桶沼にかこまれたこの一帯は、一切経山の火山噴火により生成された火山荒原と、オオシラビソを主とする針葉樹林の原生林となっています。』

出典:浄土平ビジターセンターのホームページ

1.出発 〜 浄土平ビジターセンター駐車場(1580m?)(AM7時10分)
磐梯吾妻スカイラインとアルファード 浄土平

 4時10分 「浄土平ビジターセンター駐車場」を目指して自宅を出発。

土日1000円の高速道路を使ってやってきましたが、「磐梯吾妻スカイライン」の通行料が1570円には ”高ぁ〜っ!”の一言です。さて、高速道路無料化の動きもあるようですが、その必要があるのでしょうかねぇ?
 駐車場の料金所には 管理人がいませんでした。7時半頃からとのこと ”ラッキー!” と車を止めましたが、その顛末は最後まで お た の し み。

2.登山開始 7時25分

 右上の看板付近の木道、またはその右のビジターセンター側の登山道から 一切経山(いっさいきょうざん) を目指しました。

 『一切経山は福島県福島市および猪苗代町にある吾妻連峰を構成する山の一つで、今も火山活動を続けている活火山であり、山頂は岩礫で覆われ、標高は1,948.8メートルです。名前の由来は安倍貞任が仏教教典の一切経を山に埋めたという伝説があります。
一切経山 閉鎖された一切経山登山口  明治以降の主な噴火は、1888年(明治21年)の磐梯山の大爆発から5年後の1893年(明治26年)に大噴火があり、その際は噴煙が直径2,000メートル、噴出容積はおよそ50万立方メートルにも達したという。この大噴火で当時現地を調査していた技師2名が亡くなっている。その後、1950年(昭和25年)、1977年(昭和52年)の3回見られる。2000年には一切経山近くのスカイラインから外れた窪地で火山性ガスによる死亡事故も発生している。常に気を抜けない活火山である。近年では2008年(平成20年)11月に約300メートルの噴気が確認されています。』

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 より抜粋

 と 云う訳で、今日現在、最短ルートでの登山は禁止され、写真のように登山口は閉鎖されていました。
紅葉 紅葉 一切経山登山口へ
 少し歩くと、酸ヶ平避難小屋経由の分岐があります。
ここを 右に進むと 素晴らしい紅葉が 目の前に広がり始めます。
3.酸ヶ平(すがだいら) 8時5分

紅葉 酸ヶ平から一切経山へ 湿原  一切経山の南側麓には1700mを超える酸ヶ平湿原がある。一切経山一帯は、火山の影響で植物がほとんど生えていないが、春の酸ヶ平にはさまざまな種類の高山植物が咲き誇っているらしい。
 さあ、一切経山のある方向(避難小屋)に向かいます。
(無人)避難小屋がありますので、ここは最後のトイレ休憩場です。
吾妻小富士 這松 谷面
 一切経山山頂への途中、左側谷面に見る紅葉 ・・・ 右側にある巨大な這松(はいまつ)?・・・ そして、斜め右後方には 吾妻小富士 が見え、”来て見てよかったぁ〜!” と思わせる眺めでした。
4.一切経山山頂 8時50分
一切経山山頂 空気大感謝塔  福島県福島市および猪苗代町にある標高1,948.8メートルの山/一切経山(いっさいきょうやま いっさいきょうざん)に登頂です。(名前の由来は、2項を参照願います)。
と 思ったら 『空気大感謝塔』と示された 人為的に作られた 人工山頂でした(左写真)。

右写真は『空気大感謝塔』の10mほど先にある山頂で、『空気大感謝塔』より低く見えます。

5.五色沼  9時30分
一切経山から見た五色沼 五色沼から見た一切経山  五色沼(ごしきぬま)は、吾妻連峰一切経山(1948.8m)の山腹にある火口湖で、一切経山付近から見ることができます(左写真)。
右の写真は、五色沼の湖畔を歩こうと下りて行った時のものですが、湖畔を歩くのは原則不可能なようでした。なお、コバルトブルーの美しさから登山者やハイカーから「魔女の瞳」や「吾妻の瞳」と言われているそうです。 また、コニーデ型の火口湖で直径約300mの火口の中に濃紺の水をたたえ、太陽の光の具合で刻々とその色を変化させているとの説明があり、今回の写真は、紅葉に包まれた「吾妻の瞳」でした。
6.鎌沼  10時50分
鎌沼が見えてきました 鎌沼で休憩  「鎌沼」は、磐梯朝日国立公園内にあり、蓬莱山(ほうらいさん)、前大巓(まえだいてん)、姥ケ原、東吾妻に囲まれた農作業で使う鎌の形に鎌に似ていることからその名が付いた。標高は1,770mにあり周囲約1km、。

ここで昼食です(11時45分再スタート)。
紅葉 紅葉 一切経山から見た五色沼 一切経山から見た五色沼
7.姥ヶ原分岐点  12時00分

 今回は姥ヶ原(うばがはら)には行きませんでしたが、高層湿原に分類され姥ヶ原は高山植物が豊富で、日本庭園を思わせるとの解説文がみられます。私たちは、この分岐点を左折しました。
分岐の標識 蓬莱山 蓬莱山  しばらく歩き、後ろを振り向くと、蓬莱山(ほうらいさん)の素晴らしい紅葉が目に飛び込んできました。 三省堂・大辞林にれば「蓬莱:中国の神仙思想で説かれる想像上の仙境。東方の海上にあって、仙人が住む、不老不死の地と信じられた。蓬莱山は富士山・熊野山など霊山の異名。」と解説されていました。

8.浄土平に戻り その後 桶沼 へ

視界数メートル 桶沼   12時35分/浄土平に戻った頃は、ご覧の通り 霧が立ち込め 視界数メートル。

 次に目指すは 桶沼。
吾妻小富士の南西にあり、水面標高1,590m 最大水深13m 直径約100メートルのほぼ円形の湖岸線をもつ火口湖  のはずでしたが・・・、ご覧の通り、沼の姿を見ることなく引き返しました(12時45分)。

9.吾妻小富士を目指して  登頂:13時43分

登山口 ビジターセンター   ビジターセンターで小休止して、本日最後の目標地 吾妻小富士を目指して再スタート(13時15分)。
あいにくの天気でしたが、合間にはビジターセンターを見降ろすことができました。

 さて、火山は、いろいろな分類の仕方があるようですが、その一つ/地形による分類によれば、吾妻小富士(あずまこふじ 1707m)は成層火山(せいそうかざん コニーデ 式火山)に分類されるそうです。
成層火山とは、主に1ヶ所の火口から噴火を繰り返して、その周囲に溶岩と火山砕屑岩が積み重なった、円錐形に近い形の火山体のことです。
 吾妻小富士の特色として、中央にある大きな火山カルデラがあげられます(カルデラ:火山の活動によってできた大きな凹地のこと)。
ビジターセンターを見降ろし カルデラと私達 カルデラ 山頂
 吾妻小富士は、ビジターセンターから1時間ほどで浄土平の付近全体を眺められるため、観光客が多いようですが、その方達の中には、山を軽く見た方達が少なくないように思えました。
私達のような装備はいらないのですが、
  1)酒臭いまま登られる方
  2)靴を履いていない方 → ヒール や 踵にバックルがかかっていないサンダル風履物
  3)ヒラヒラ お飾り お洋服
  4)・・・ など ・・・
これはいただけませんね・・・
 さて、やって来たからには 登りたい という方(お酒を飲んでないこと)には、吾妻小富士を時計回りすることをお勧めします(最終責任は各自でお願いします)。
私達は反時計回りしたのですが、下りに難儀しました。
反時計回りでの下山の一部が急坂で、更に砂礫(されき 砂と小石)になっており、これが滑りやすいんですよ。靴も履かず、ストックもない方が、お酒を飲んで下りる・・・ この状態で無傷で下りることは不可能と思います。

10.ビジターセンターへ下山  14時10分
料金支払いのお願い
 車に戻って ビックリ。 フロントガラスに 右写真の 料金支払いのお願い がワイパーに挟んでありました。
料金所は午前7時30分から開くそうで、その前に入場した車は、帰りに支払いをするようにお願いしているようです。
せっかく気持ちよく来た今回のお出かけ、最後まで気持ちよく終われるよう 金410円 を支払って帰ることとしましたが、私達の車が料金所に来てもこちらを向く守衛さんはなく、クラクションを鳴らして合図したほどです。
これを見ると 多分 支払わずに行く車が多いのかな・・・ とも感じました。
当然私たちは支払いましたよ・・・。


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