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Kaakaの世界
トレッキング/福島県 沼ノ平周回&安達太良山(1699.6m) 前編(2010.10.03)

安達太良山

 安達太良山(あだたらやま)は福島県中部にある火山。 日本百名山およびうつくしま百名山に選定されている。
数万年前までは、マグマ噴出を繰り返す活動が活発な火山であったが徐々に沈静化。約2,400年前の噴火の際にマグマ噴出以降は、時折、マグマ水蒸気爆発を繰り返す程度となる。

 船明神山(ふなみょうじんやま 1667m)と鉄山(てつざん 1709.3m)とに囲まれた「沼ノ平」(1452m)は明治33年(1900年)の水蒸気による大爆発によってできた直径500mの噴火口。この大爆発で、沼ノ平火口を形成し火砕サージが西側斜面の沼尻鉱山を襲い、死者72名、負傷者10名の惨事となった。
荒々しい山肌がそそり立ち、月世界を思わせるような不気味な様相を呈している。1997年(平成9年) 9月15日 沼ノ平火口付近で硫化水素ガスによる死者4名の遭難事故があり、これ以後、火山ガスが発生しているため、立入は禁止されている。

 鉄山(てつざん 1709.3)は、安達太良山北側に位置し、比較的火山活動が新しいため植物の侵入を許さない荒涼とした山の様相が見られる。稜線の登山道からは、沼ノ平など変化にとんだ風景が楽しめる。

 旧沼尻鉱山は硫黄鉱山である。
1888年(明治21年) 欧米式の精錬方式を導入して採掘が活発化したものの、1968年(昭和43年)に閉山した。
鉱山跡地付近は周辺の温泉の源泉地帯になっている。硫化水素が滞留して危険性であるが、立ち入り禁止を無視し野湯を楽しむ者が後を絶たない。

                 出典:フリー百科事典「ウィキペディア」など

 安達太良山への主な登山道は、
   あだたらスキー場のゴンドラを利用する「奥岳コース」、
   塩沢温泉からくろがね小屋を通る「塩沢コース」、
   沼尻温泉から船明神山を通る「沼尻コース
   土湯峠から鬼面山・箕輪山を経由して安達太良山に向かう縦走路
など9つのコースがあるようだ。
 「沼尻コース」一番の人気であった沼ノ平コースが火山性ガスによる事故(1997年)があってから入山禁止となっているため、主に船明神コースが使われているらしい。

今回は 沼尻登山口から、沼ノ平周回コースによる安達太良山往復にトライしました。
  往路:沼尻登山口〜障子ヶ岩〜船明神山〜安達太良本山
     見たこともない 月世界 と表現されている 沼ノ平 を左手に見ながらのトレッキング
  復路:安達太良本山〜鉄山〜鉄山避難小屋〜胎内岩
     胎内岩の岩くぐりと硫黄川流域の荒涼とした風景とが楽しめる


1. 沼尻登山口駐車場 へ
沼尻温泉街突き当り 沼尻スキー場奥  AM4時50分頃、自宅を出発。カーナビを「沼尻スキー場」の最も奥に設定。
順調に走行し磐梯熱海ICから母成グリーンラインを経て沼尻温泉街で道がT字路となる(左写真)。
このT字路を左折すると、マイクロバスの幅いっぱい程度の砂利道となります。慎重に走行して下さい。

 7時20分頃に沼尻登山口駐車場(約1130m)に到着。走行距離210km。
先客として7台の車が駐車していた。

2. ルートの確認&選択
胎内岩くぐりコース 看板:告 看板:進入禁止 看板:危険
 駐車場奥の登山道に行ってみると、入口の地面には白いバーが置かれていた(左上の写真)。
茶色の看板は国有林であることを記した会津森林管理署の一般的な看板。

その左にある縦長の看板(右上写真)は「\この先がけ崩れの為\危険につき立入禁止」(森林管理署)
右に倒れそうな看板は「この先、がけくずれがあり危険ですので進入を禁止します。」(猪苗代町)
その隣には「危険\この先、温泉源付近は致死量の有毒ガスが発生しており非常に危険です。
        登山道以外には絶対に絶対に立ち入らないで下さい。
         なお、登山道についても速やかにお進みください。」(会津森林管理署、猪苗代町、猪苗代地区山岳遭難対策協議会)
右:船明神山コース
 3つの看板のうち、2つが「立入禁止」「進入禁止」と禁止という強制的な文言を使用しているのに対して、もうひとつは「登山道以外には絶対に絶対に立ち入らない」との柔らかな表現にしており、ニュアンスが異なる。
統一した看板にしてもらいたいものだ! 登山者の命に関わる問題です。

 そこで、今回は、右側の登山口(船明神山コース)を利用することとしました。

先ほどの登山口にもあったものと同じ看板があり、次のように注意を喚起していましたので、お見せします。

看板:危険地帯の図解

 船明神山コースの入口右には、1997年(平成9年) 9月15日 沼ノ平火口付近で硫化水素ガスによる死者4名の遭難事故があったことを記した「鎮魂之碑」があった。
鎮魂之碑 トレッキングスタート

鎮 山愛し 山に斃れし
魂    虹の友
之 安達太良山に
碑      静かに眠れ

            原口秀夫 献撰       斃れ:たおれ

鎮魂之碑を右手に見ながら、トレッキング開始(7時50分)。

3. 白糸の滝

 白糸の滝展望台に到着(7時55分)。 白糸の滝
 ここをクリックすると 往復で見た白糸の滝をご覧いただけます。

4. 旧沼尻鉱山 現温泉の源泉地帯
紅葉の始まり 紅葉の始まり 紅葉の始まり
 紅葉が始まった安達太良山系を見ながら進むと、遥かかなたに沼ノ平が見えてきました。
しかし、その前に 私達の目の前に現れたのは、旧沼尻鉱山 現温泉の源泉地帯の光景でした。
旧・沼尻鉱山/現・温泉の源泉地帯
 旧沼尻鉱山(硫黄鉱山)です。
1888年(明治21年) 欧米式の精錬方式を導入して採掘が活発化したものの、1968年(昭和43年)に閉山した。
鉱山跡地付近は周辺の温泉の源泉地帯になっている。硫化水素が滞留して危険性であるが、立ち入り禁止を無視し野湯を楽しむ者が後を絶たないようで、今回も2名が温泉に入っていました。

 ここをクリックすると 往路で見た"旧・沼尻鉱山/現・温泉の源泉地をご覧いただけます。

5. 紅葉 色付き始めた木々を見ながら
磐梯山 見事な色どり 秋元湖 木々の間から

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