PROFILE/Chanの某国滞在記/出張 江蘇省南通市・昆山市、浙江省杭州市、
山東省烟台市(2015.05.18-22) 前編
※ 前々回から写真サイズを変えました。 旧:240×180、新:332×249で 面積は1.9倍です。
○ 2015年5月18日(月曜)
今週は、資材メーカーに出張です。
7時 社用車で宿舎(マンション)を6人で出発。まず目指したのは江蘇省南通市(なんつうし/Nantong)の資材メーカーです。
午前中に用件を済ませ、その後江蘇省蘇州市昆山市(こんざんし/Kunshan)の資材メーカーに向かう。
14時5分 揚子江(長江)を渡る。
「揚子江」は長江の最下流部の異称で、これまでにも訪れたがいつも霧で周囲を見ることができない。
14時56分 昆山市の資材メーカーに到着。我々を歓迎しての電光掲示板がありました。
夜は立派なホテルに宿泊。
ホテルの近くには 黄金のビル が そびえていました。某国は派手ですねぇ!
○ 5月19日(火曜)
浙江省杭州市(こうしゅうし/Hangzhou)の顧客工場にて挨拶をすませ、帰路につく。
「霊隠寺」(れいいんじ)に立ち寄って見ました。
「雲林寺」とも呼ばれる霊隠寺は中国禅宗五山十刹の一つで、326年にインドの高僧、慧理(えり)によって建立されたものです。
霊隠寺に行く手前の飛来峰には宋元時代の石仏彫刻が数多くあります。
右写真は、理公塔(りこうとう)、別名は霊鷲塔(りょうじゅとう)で、霊隠寺開山の祖師慧理を祭る記念の塔として970年建てられましたが1587年に倒壊し、現存する理公塔は1590年に霊隠寺の住持であった如通法師(にょつうほうし)によって再建されたものです。高さ8メートル、六角で、7楼の楼閣式で実心<真ん中が空いていない>の石塔です。
下の写真は、 飛来峰造像群(ひらいほうぞうぞうぐん)で、霊隠寺手前の飛来峰の岩壁に刻まれたもので、仏像、菩薩像と祖師像(そしぞう)が彫刻されています。なお、飛来峰(168m)は石灰岩でできた山で、山頂には石像が300余り散在しているそうです。
飛来峰彫塑群の中でも、右下の布袋弥勒像は飛来峰では最も目立つ彫像で、長さ9.9m・高さ3.6mと飛来峰で最大の造像です(西暦1000年に彫刻されたと言われている)。
飛来峰には、青林洞(しょうりんどう)・竜泓洞(りゅうこうどう)・玉乳洞(ぎょくにゅうどう)という飛来峰三洞(ひらいほうさんどう)があります。
右写真は、竜泓洞の入り口で、中にはこんな彫刻もありました。
境内には、「妙荘厳域」の額がかかっている大雄宝殿(だいおうほうでん、1920年に再建)、「最勝覚場/威鎮三洲」の額がかかっている天王殿(てんのうでん)、薬師殿(1993年に再建)など雄大な伽藍及び素晴らしい文化財があります。
般若心経『般若波羅蜜多心経』(はんにゃはらみった しんぎょう)が書かれた石碑もありました。
先ほどの天王殿の写真の反対側には、二つの額が掛かっています。その一つは近代の著名な仏僧で書家でもある黄元秀(こうげんしゅう)によって書かれた「霊鷲飛来」という額です。もう一つの額、「雲林禅寺」は清の康熙帝(こうきてい)の直筆のものだそうです。
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