−−− DIY(物造り)/物置製作編(STEP 3) −−−
<STEP 1> ・・・ 物置内の片付け と 解体。
<STEP 2> ・・・ 土留め工事 〜 基礎工事。
以上は、別途ご覧ください。
<STEP 3> ・・・ 建て方 〜 上棟式
【(仮)土台回し】・・・既に完成している基礎の上に木材を載せる
・2月1日
アンカーボルトの径は 12mm、 そこで、木工用15mmのキリで 穴を開け 土台に仮に取り付けました。
ここで経験したのは、基礎の(幅方向の)縁から実測したボルトの位置で 穴を開ける と、そもそも素人の作った基礎なので、土台回しが狂ってくるということです。
一番右の写真を見てください。土台のサイズが狂っているように見えますよね。これが基礎の狂いです。
そこで、後日、水糸を張り、基準からのズレを読み取って 再度の土台回しをすることにしました。
こうすることで、基礎の狂いを土台回しで1cm程度はカバーできます。
【構造体】・・・5分割したパーツを造り、パーツ毎に基礎に組込みます。
・2月7日
今回作る物置の メイン材料は 2×4 で、土台には防腐防虫加工済みの材料を使いました。
穴あけの様子を撮った上の写真の 薄緑色 が その材料です。
第1ステップ:右側面パーツを作り、基礎に組込む。
事前に準備した図面(右の図)を参考に掲載します(クリックすると拡大されます)。
なお、図面作成時に使用した計算式 を参考に公開します。 ここをクリック してください。
今回の DIY/物置 は、間口(約)4間×奥行1.5間 で、 屋根勾配は 3/10 とし、前面に位置する柱は 杉角90×90 を使いましたが、それ以外は 2×4 です。
この図面に従い、所定寸法に木材をカットし、地上で右側面(仮止め)を作りました。
なお、基礎周りには、『スーパーソート 21』という”高性能木材防腐・防虫剤”を塗り、万全を期しました(濃い茶色に見える部分)。
この右側面パーツを ヨッコラショ! と 立てて 基礎から出ているボルトに位置決めします。
以後すべてのこの方式です。
第2ステップ:背面パーツを2組作り、基礎に組込む。
すべての材料は 2×4 です。
このパーツも 地上で組込んでおき、ヨッコラショ! と 立てて 基礎から出ているボルトに位置決めします。この時点では、筋かいは入れません。
第3ステップ:左側面パーツを作り、基礎に組込む。
前面に位置する柱は 杉角90×90 を使いましたが、それ以外は 2×4 です。
第4ステップ:前面パーツを作り、基礎に組込む。
前面パーツに用いた柱は 杉角90×90、 2×4、 杉角90×90 です。
まず、これら3本を土台に固定しました。
上部については、所定の間隔を保つように 筋かい用の材料で仮止めします。
その状態で、ヨッコラショ! と 立てて 倒れないように ツッパリ をしました。
この状態で、軒桁となる 赤松角材75×75 をのせて 仮止め・・・ で、ここで トラブル発生。
サッシ窓を入れる所の左側の 杉角の切断寸法が100mm違っていましたします。
上手にできませんでしたが 柱をツナギ ました。
以上、後の”家おこし”の為に、すべてが 仮止めです。
【家おこし】・・・柱を直角に併せる作業を”やおこし”と呼ぶ
・2月8日
基準を”西面”とし、ここを基準に、反時計回りに家おこしをしました。
写真は、東面の家おこし後の状態です(仮筋かいをタスキ掛けしました)。
【棟上げ:屋根の構造体】・・・屋根の形を造りました。
「小屋梁」に、屋根の勾配3/10で算出した寸法の「小屋束」を付けます。
この小屋梁を3つ造り、取り付けました。
次に、小屋束に「棟木」と「桁」を取り付けます。
これで、柱・棟・梁などの基本構造が完成して棟木が上がりました。
【上棟式】・・・「上棟式」は建前(タテマエ)、建舞(たてまい)とも呼びます。
祝 2月8日、家族だけの”上棟式”です。
脚立の上から、”餅”と”お菓子”をまきました。
餅は、スパーの切り餅でしたが、立派な上棟式です。”餅拾い”は、家族(飼い犬1頭含む)のみです。