−−− 水郷地方の生き物達 −−−
1)生物学的な分類を紹介
2)鯉を紹介
3)なまずを紹介
4)ある親子の 六目釣り
【水郷地方の野鳥】
1)名称不明
【水郷地方の草花&自然】
1)蓮田を紹介
【釣り方&餌の表記はどうするの】
ホームページ内での使用状況を調べました。
【免責事項】
言葉は『生きもの』です。長い目で見た場合に 色々に変化 するものであり。今回調査した結果が、5年後、10年後に同じ結果となるかは予想が付きません。また、正しい表記の定義もありません。
そこで、このページに記載したものは、調査時点での(当HP管理者が)推奨する表記であり、ご利用においては各自の責任にてお願いいたします。
【水郷地方の魚を生物学的な分類で紹介】
また、ハクレン・コクレンの分類を「アブラミス亜科」でなく「レンギョ亜科」としているものも見受けられるが、詳細は不明。
※ ハクレンとコクレンの違い
霞ヶ浦自然観察帳によれば、
○ ハクレン:体は著しく側扁して体高が高くなっています。腹部は肛門部から胸びれ基部までキール状で細くなっています。
頭はやや大きく、目は下方に付き、側線は下がっています。体全体は銀白色で,頭をかくすとサケに似ています。
□ コクレン:体形はハクレンと瓜二つであるが,頭がやや大きい,腹面のキール状が腹びれより後方に限られていること、
体側に雲状の不規則な暗色班があることで区別されます。
ここに記載されているキール(隆起縁/突起線)とは、魚の体の断面を見たとき、腹部の下がトガッテいる様子をいう。
詳細が霞ヶ浦自然観察帳で紹介されていますので ハクレン コクレン にてご確認ください。
【鯉を紹介】
さて、鯉は、上記のように「コイ目/コイ科/コイ亜科/コイ属/コイ種」ですが、この仲間は次のように分類されています。
コイ目−−−−コイ科−−−−−−−−−コイ亜科−−−−−−−コイ属
|−−プシロリンクス科 |−−タナゴ亜科 |−−フナ属
|−−ドジョウ科 |−−ソウギョ亜科−−−−−ソウギョ属
|−−タニノボリ科 |−−ウグイ亜科 |−−アオウオ属
|−−ギリノケイルス科 |−−カマツカ亜科−−−−−二ゴイ属
|−−サッカー科 |−−アブラミス亜科−−−−ハクレン属
|−−ヒガイ亜科 |−−コクレン属
我々が狙っている 鯉/コイ には、どんな種類があるのだろう。熱帯魚総合サイト「熱帯魚世界地図」には、次のように書かれています。
鯉(Common Carp)は中央アジア原産といわれていますが、日本でも古くからなじみのある魚です。中国から伝わってきたといわれていますが、実際には琵琶湖など淡水域に野生の鯉が生息していたようです。鯉の仲間は確認されているだけでも2100種類もあります。
コイ目という中にはホンコンプレコというタニノボリ科の魚やドジョウ、金魚も含まれます。地味な印象のある鯉の仲間ですが、長く飼っていくときれいな色を出してくれるのが魅力です。鯉の仲間たちは、私たちにじっくりと飼育する楽しみを伝えてくれます。
ここに、右の産経新聞の記事があります。
そして、この記事を引用したある記載物には次のような
コメントが書かれていました。
大物鯉ねらいの釣り師の間では
・「野鯉」又は「大和鯉」といわれヒレが大きく細長い鯉と
・「養殖鯉」といわれる体高のあるもの
2種類がいるといわれている。
実際に鯉の日本在来種と養殖鯉がことなることが判明した。
これとは別に、次のような記載も色々なHPに見受けられます。
・一般的に野生のものを「野鯉」養殖ものを「大和鯉」
と言い、まとめて「真鯉」と呼びます。
・ノゴイ(野鯉)とよぶ野生型のコイは、体高が低く、体は円筒型で、人になれにくい性質です。
また、養殖に用いる飼育型の大和鯉は、体高が高く成長が早い性質です。
最近では利根川などで見かけるコイは、ほとんどが大和鯉で野鯉は非常に少なくなってしまいました。
・本来の野生種であるノゴイ(野鯉)は体高が低くて円筒形に近い形をしていますが、
飼育品種のヤマトゴイ(大和鯉)は一般に体高が高くやや側扁しています。
・一般的に野生種を「野鯉」、養殖ものを「大和鯉」と言い、まとめて「真鯉」と呼びます。
元々「大和鯉」とは佐久鯉と同じく地方種の呼び名だったそうです。
産経新聞の記事に対するコメントと、その他のホームページに書かれていた記載では、表現が微妙に違うように感じるのは、私だけでしょうか?
野鯉/大和鯉/養殖鯉の定義って何?、そう考えた場合、釣り場で耳にする次のような会話にも多少の疑問を感じます。
いい野鯉(のごい)が釣れたよ
今度のは大和鯉(やまとごい)だな
この体形は養殖鯉だ
そして、前記のホームページの記事には「真鯉」という表現が出てきています。
ここで、ホームページ『鯉に恋しよう』の記事を下記に紹介させていただきます。
日本国内では鯉釣りといえば、真鯉が一番ポピュラーなのではないでしょうか。見た瞬間、目につくのは全身を覆っている、とってもきれいなウロコ!このことから鱗鯉(ウロコゴイ)と呼ばれることもあるんですよ。
背中が盛り上がっていて体高の高いものは一般に養殖種、反対に体高が低く流線型のものが野生種と言われています。けれど今は純粋な野生種が激減し、残念なことになかなか見ることができなくなっています。
鏡鯉(カガミゴイ、Mirror Carp)
この鏡鯉は「ドイツ鯉」という種類に分類されます。「ドイツ鯉」とは、真鯉とは正反対でウロコが少ないものを指します。その中でも鏡鯉は側線のまわり一列にバラバラとウロコがついているという特徴がありますね。側線は鯉に限らず、どんな魚を見ても体の上のほうの背びれに近いところに、尾びれのほうまで伸びている細いスジがありますよね?
それを側線といい、魚が水圧とか水流の変化をキャッチする感覚器官なのです。鏡鯉は全長も長く、体高もあるので全体的に大きな魚と言えるでしょう。ヨーロッパで品種改良が重ねられて生まれた品種です。
革鯉(カワゴイ)
革鯉も「ドイツ鯉」に分類されます。ウロコがほとんどないため、触った感じもツルツルしています。これは食用目的で品種改良されました。国内で見かけるのは日本の鯉と「ドイツ鯉」を交配したものなので、私たちが本物の革鯉を見ることはめったにできませんね…。
錦鯉(ニシキゴイ)
日本で観賞用に品種改良されたのが、この錦鯉です。ところで、みなさん英語で「koi」と言うのは錦鯉のことだと知っていましたか?なんとも言えない美しい色や模様が印象的ですよね♪錦鯉については、あとのほうで詳しく紹介しますので、お楽しみに!
そろそろまとめましょう。
色々なHPを読んだ結論として、一般論としては次のようになるようです。
・野鯉:体高の低い細長い体型の鯉
・養殖鯉:交配して食用として作られた体高の高い「大和鯉」と呼ばれるのもの、
及び大和鯉が放流され河川・湖沼に住みついた鯉
しかし、河川・湖沼に放流された大和鯉(養殖鯉)の生態はどうだろうか・・?。
・養殖の時と同じ餌が食べられるのか・・・
・水温、水質、水流などの居住環境は・・・
・自然界で、大和鯉と大和鯉の交配による 大和鯉の血統 が守れるだろうか・・・
・・・・
すべてに疑問があります。それが自然界です。
結果として、
・痩せこけた細長い体型で、黄金色の体色をしている鯉
・丸々と良く肥え体高が高く、黒ずんだものや黄金色が消えた白っぽい鯉
など、それぞれの河川・湖沼の環境に適応した固有(独自)の鯉が形成されていき、その中でさらに個々の鯉の特徴が現れることになるのではないでしょうか?
したがって、養殖生簀(いけす)で生まれ育って、成魚になってから生簀から脱走した鯉は「養殖鯉」であることは当然だが、その後自然交配した鯉は、もはや霞ヶ浦・北浦の自然界で生きた野鯉とみてよいのではないでしょうか?
その中の個々の個体間の差として、野鯉系体形の鯉と養殖鯉(大和鯉)系体形の鯉と見るべきでしょう。
<まとめ>
【なまずを紹介】
ナマズ(鯰、学名 Silurus asotus)は、ナマズ目ナマズ科、あるいはコイ目ナマズ亜目ナマズ科に属する淡水魚。頭と口が大きく、目が小さい。口ひげは4本(稚魚は6本)。鱗がなく、粘液で体表が覆われている。全長は30〜60cm(まれに1mを越す大物もいる)。また、ナマズは、ナマズ目に属する魚類の総称でもある。
同属の魚は、世界に約17種があり、日本には、マナマズ、ビワコオオナマズ、イワトコナマズの3種が在来種として生息する。一般にナマズと呼ばれる魚はマナマズを指し、後の2種は琵琶湖固有種である。霞ヶ浦には北アメリカ原産のチャネルキャットフィッシュ(通称アメリカナマズ、アメナマ)が、沖縄には東南アジア原産のヒレナマズが定着し、外来生物法の規制対象となっている。かつて、東日本にはナマズは生息していなかったが、江戸時代ごろから東日本にも分布し始めたとされる。
ところが、霞ヶ浦/北浦一帯で釣れるほとんどが アメリカナマズ です。
硬骨魚綱 −−−ナマズ目−−−−アメリカナマズ科−−アメリカナマズ属
|−−コイ目 |−−ナマズ科−−−−−ナマズ属
環境庁ホームページ『特定外来生物同定マニュアル』に、詳細に解説されています。右の写真をクリックするとPDFで見ることができます。
種名(和名):チャネルキャットフィッシュ
学名:Ictalurus punctatus 英名: Channel catfish
なお、釣り上げた場合には、鋭角に背びれに注意してください。怪我をする場合もあります。
また、練り餌や、ザリガニでの釣りの場合の最大の敵が、アメリカナマズです。最近ではタニシでも釣れ始めました
【注目記事】 アメリカナマズ生ハムがヒット
茨城県行方市麻生商工会が駆除対象外来魚・アメリカナマズを燻製にした生ハムを『湖ふぐ』(かわふぐ)として販売し人気を呼んでいるとの記事が、平成20年2月10日付読売新聞/茨城版(県西・県南)にありました。
・特産物の開発などを促す国の「地域資源全国展開プロジェクト」の補助
・「麻生ハム工房」に開発を委託
・県商工会連合会「いばらきブランド認証商品」に認定
・全国243の商工会が参加するブログ「ニッポンいいもの再発見!」で紹介
アクセス件数4万件で第1位
−特徴−
・フグに近い食感
・肉に比べて低カロリー、低脂肪で、ビタミンBが豊富
・老化防止や疲労回復に効果
−取り扱い処−(1袋80gで500円)
・麻生ハム工房
・むらからまちから館(東京都千代田区)
・行方市観光物産館「こいこい」「道の駅いたこ」
以上、読売新聞より抜粋掲載。
<買ってきましたよ 湖ふぐ(かわふぐ)> 2008(H20)年2月23日と24日
2月23日 全国鯉釣り協会総会に参加のために 潮来 に行く途中、行方市
観光物産館「こいこい」にAM10時半頃寄ってみましたが、
「湖ふぐ」が売り切れでした。
2月24日 帰りに「こいこい」に寄って見ると、ありました。
レジで聞いてみると
売れていますよ
とのことです。皆さんも試しにどうぞ。
2月28日 食べてみました。
1袋80gで500円、開けてみると6杯入りでした。
燻製の味です
家族で 味見 してみましたが、微妙な感想でした。
燻製ということで こんなもんでしう、
サラダに入れるといいかもしれません。
【ある親子の 六目釣り】 2008.06.28
6月28日、鰐川/下幡木にて親子(お父さんと小学3年生のお子様)の釣りを見ていると、面白いように釣れていましたので、紹介します。
1.タナゴ?
エサは、市販の”ミミズ”を使い、浮き釣りです。
小学校3年生でしたが、釣れたこともあり、飽きずに”親子での釣り”を楽しんでいました。
大物はお父さん、数ではお子様に軍配が上がったようです。
さて、左の写真は、たぶん ”タナゴ” だと思いますが、その種類が不明です。
口のまわりにボツボツした突起が現れていますので産卵期なのかも?。
2.ブルーギル
3.ブラックバス
4.ボラ
5.アメリカナマズ
6.ヨシノボリ
とうとう珍しい”よしのぼり”を釣りあげました(約9センチ)。これで六目釣りです。
ヨシノボリ(葦登)とは、淡水域や汽水域に多く生息するハゼの1グループで、ヨシノボリという呼び名は特定の種類を指さず、ハゼ亜目・ハゼ科・ヨシノボリ属 (Rhinogobius) に分類される魚の総称として用いられるそうです(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)。
私が見たのは これで3度目 です。詳細はインターネットで検索してみてください。1部の種類は”絶滅危惧種”になっていたり”希少価値”の魚類のようです。
【名称不明】
2008年4月6日
霞ヶ浦の上空を鳥が飛んでいました。
そして、湖面には 鳥 がいましたが、無知な私には 名前が分かりません。
【蓮田を紹介】
2008年4月6日
暖かな春の日、霞ヶ浦の湖岸道路の端には、『タンポポ』が力強く生きていました。
一方、左下の『噴水』 何か 分かりますか?
左から2番めの写真を見てください。先ほどの噴水のホースの先を 田んぼ の中に突き刺しています。
そうなんです 今度は 夫婦で仕事 ・・ 皆さんが食べている 蓮 を掘り出しているのです。
【釣り方&餌の表記はどうするの】
・餌さの表記は、どうかくのか? 例えば、「練り餌」なのか「ネリエサ」なのか?
・釣り方の表記は、どう書くのかな? 例えば、「ブッコミ釣り」なのか「ぶっ込釣り」なのか?
・個別の魚の釣り方の表記は、どう書くのかな? 例えば、「アオウオ釣り」なのか「アオ釣り」なのか?
【調査方法】・・・調査日:2008年2月3日
「Yahoo!」様で「釣」と「釣り」を検索すると、前者が2310万件、後者が1億3百万件と圧倒的に「釣り」での検索数が多くを占めていた(2008.02.01)。そこで、今回は「○○釣り」として検索することとした。
なお、「Yahoo!」の検索オプション「順番も含め完全に一致」にて行った。
【餌さの表記】
【分析結果】
1)水郷付近の鯉釣り用餌としての田螺(たにし)の表記は『タニシ』が圧倒的に多いようです。
2)『餌釣り』の表記がトップですが過半数ではありません。『エサ釣り』の表記も広く認知されているようです。
3)『練り餌』の表記が70%を占めており、ほぼ標準的な表記となっているようです。
表記 | 件数 | % | 表記 | 件数 | % | 表記 | 件数 | % | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タニシ&釣り | 106,000 | 62.6 | 餌釣り | 569,000 | 49.5 | 練り餌 | 75,500 | 70.7 | ||
たにし&釣り | 37,600 | 25.7 | エサ釣り | 452,000 | 39.3 | 練りエサ | 25,600 | 24.0 | ||
田螺&釣り | 2,500 | 1.7 | えさ釣り | 127,000 | 11.0 | ネリエサ | 1,870 | 1.8 | ||
餌さ釣り | 1,540 | 0.2 | 練りえさ | 1,180 | 1.1 | |||||
ネリ餌 | 801 | 0.7 |
注)『練り餌』の表記は、上記の他に「練餌」0.60%、「ねり餌」041%、「ねりえさ」0.25%、
「練り餌さ」0.22%、「ねりエサ」0.16%、さらには「練エサ、ネリえさ、練えさ、ねり餌さ、
練餌さ、ネリ餌さ」という順で使われていました。
【釣り方の表記】
【分析結果】
1)「ブッコミ釣り」が過半数を超え、次に「ぶっこみ釣り」が続いています。
「ぶっ込み釣り」「ブッ込み釣り」との表記は稀な表記のようです。
2)「ウキ釣り」が主流のようで、「浮き釣り」の表記も見られます。
「うき釣り」「浮釣り」の表記は稀な表記のようです。
3)「ミャク釣り」が辛うじて過半数を超え、(私としては意外でしたが)僅差で「脈釣り」が続いています。
表記 | 件数 | % | 表記 | 件数 | % | 表記 | 件数 | % | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ブッコミ釣り | 35,600 | 56.7 | ウキ釣り | 392,000 | 74.2 | ミャク釣り | 40,100 | 50.6 | ||
ぶっこみ釣り | 22,000 | 35.0 | 浮き釣り | 129,000 | 24.4 | 脈釣り | 38,300 | 48.4 | ||
ぶっ込み釣り | 4,050 | 6.5 | うき釣り | 3,830 | 0.7 | みゃく釣り | 753 | 1.0 | ||
ブッ込み釣り | 1,070 | 1.7 | 浮釣り | 3,560 | 0.7 | 脈く釣り | 0 | 0.0 | ||
ぶっ込釣り | 47 | 0.1 | ||||||||
ブッ込釣り | 4 | 0.0 |
4)「陸釣り」が圧倒的に用いられています。
大差の2位が「丘釣り」ですが、この場合の「丘」には「ナンパ」の意味もあるようです。
5)「船釣り」が圧倒的に用いられています。
大差の2位が「舟釣り」です。
表記 | 件数 | % | 表記 | 件数 | % | |
---|---|---|---|---|---|---|
陸釣り | 160,000 | 90.3 | 船釣り | 2,070,000 | 96.9 | |
丘釣り | 14,800 | 8.3 | 舟釣り | 66,300 | 3.1 | |
岡釣り | 1,120 | 0.6 | ふね釣り | 163 | 0.0 | |
おか釣り | 930 | 0.5 | ||||
オカ釣り | 421 | 0.3 |
【魚の釣り方の表記】
【分析結果】
1)80%強以上が『鯉釣り』と表記しています。「コイ釣り」は20%弱で、「こい釣り」はほとんど見受けられません。
2)『アオウオ釣り』が46.0%、僅差で37.3%の『青魚釣り』が続いている。
ただし、『青魚』には、サバやサンマの意味もあり、実際にいろいろなHPで用いられていた。
したがって、通常は『アオウオ釣り』と書くのが最も一般的なようです。
3)「鯉釣り」同様に、80%強以上が『草魚釣り』と表記しています。それ以外の表記は1割以下の使用率です。
4)49.4%の『連魚釣り』、44.0%の『レンギョ釣り』と、この両方の表記は併用されている様子がうかがえます。
一つの文章の中で両方を用いることは用語の不統一ということで好ましくありません。
よって、どちらか一方を文章内に使用することで用語の統一で、読者に安心感を持たせましょう。
5)さて、生物分類学上「レンギョ」という種は存在しないようです。
コイ目・コイ科・アブラミス亜科の下に、「ハクレン属」と「コクレン属」があり、それらを総称して『レンギョ』と呼んでいます。
そして、前記のように『連魚釣り』と『レンギョ釣り』がほぼ均衡して併用されているのに対して、一般には『ハクレン釣り』
『コクレン釣り』と表記するのが圧倒的に多いようで、「白連釣り」「黒連釣り」とは書かないようです。
<まとめ>
以上から、個別の使用比率は尊重するとし、一連の文章内に同時に使用する場合には次のように表記してはどうでしょうか
(1)「ハクレン」「コクレン」という表記を一連の文章の中に用いない場合、すべて漢字で統一する。
・『鯉釣り』『草魚釣り』『青魚釣り』『連魚釣り』
(2)「ハクレン」「コクレン」という表記を一連の文章の中に用いる場合
・『鯉釣り』『草魚釣り』
・『アオウオ釣り』『レンギョ釣り』『ハクレン釣り』『コクレン釣り』
こうすることで、用語の統一という点で読者に安心感を持たれる文章となるでしょう。
結論としては、同意文章内に『アオウオ釣り』と『青魚釣り』、『レンギョ釣り』と『連魚釣り』というような混同した表現を用いなければ、良い文章と言えるでしょう。
表記 | 件数 | % | 表記 | 件数 | % | 表記 | 件数 | % | 表記 | 件数 | % | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鯉釣り | 259,000 | 81.0 | アオウオ釣り | 793 | 46.0 | 草魚釣り | 801 | 80.8 | 連魚釣り | 330 | 49.4 | |||
コイ釣り | 60,300 | 18.9 | 青魚釣り | 642 | 37.3 | ソウギョ釣り | 98 | 9.9 | レンギョ釣り | 295 | 44.0 | |||
こい釣り | 427 | 0.1 | 青釣り | 240 | 14.0 | そう魚釣り | 87 | 8.8 | レン魚釣り | 43 | 6.4 | |||
アオ釣り | 27 | 1.6 | そうぎょ釣り | 5 | 0.5 | れんぎょ釣り | 1 | 0.1 | ||||||
あお魚釣り | 9 | 0.5 | ソウ魚釣り | 0 | 0.0 | れん魚釣り | 1 | 0.1 | ||||||
あお釣り | 8 | 0.5 | ||||||||||||
あおうお釣り | 1 | 0.1 | ||||||||||||
アオ魚釣り | 0 | 0.0 |
表記 | 件数 | % | 表記 | 件数 | % | |
---|---|---|---|---|---|---|
ハクレン釣り | 20,900 | 88.2 | コクレン釣り | 1960 | 74.9 | |
はくれん釣り | 2,330 | 9.8 | こくれん釣り | 557 | 21.3 | |
白連釣り | 471 | 2.0 | 黒連釣り | 98 | 3.8 | |
はく連釣り | 4 | 0.0 | コク連釣り | 1 | 0.0 | |
ハク連釣り | 3 | 0.1 | こく連釣り | 0 | 0.0 |